要請番号（JL52422B42）
募集終了
| ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
保健省
2）配属機関名（日本語）
カムズ中央病院
3）任地（ リロングウェ県リロングウェ ） JICA事務所の所在地（ リロングウェ ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 徒歩 で 約 0.0 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
配属先は国内に4か所設置されている国立中央病院の一つであり、首都リロングウェを含む中部地域(Central Region)を対象とした三次医療機関として機能している。病床数は約1,100床。各国ドナーから常時多数の支援があり、各種資機材の供与やその運用のための技術指導などが実施されている。一方で、病院全体の予算は慢性的にひっ迫しており、器具や消耗品は常時不足している。過去にJICA事業として5S-KAIZEN-TQM(整理・整頓を通じた医療サービスの向上)の導入・普及が行われたパイロット病院で、これまで薬剤師、看護師、保健師、理学療法士等、多職種にわたり多数の隊員が派遣されている。
【要請概要】
1）要請理由・背景
2014年にマラウイ初の作業療法士(OT)養成プログラムが開始されたが、国内にOT資格を有する人材は極めて少なく支援が必要である。配属先病院の理学療法科へは、1980年代後半から現在までに多数の理学療法士(PT)隊員が派遣されてきたが、OTの派遣は初めてとなり、入院・外来患者への基本的な作業療法の実施のほか、OTの役割や業務範疇についての同僚PT等への周知や、OTとPTとの協力による患者への包括的なリハビリテーションの提供といった支援が期待されている。また、特に同僚であるリハビリ技師(RT)やインターン学生等への技術指導など、人材育成への支援も求められている。なお、同科の対象患者の7割が成人で、主に整形疾患、脳血管疾患である。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
1.理学療法科の同僚RTとともに、入院・外来患者に対し、日常生活活動の指導等の作業療法を実施する。
2.理学療法科の同僚RTやインターン学生等への知識・技術の指導を行う(自助具の作成・使用方法の指導を行うことが望ましい)。
3.理学療法科の業務改善に関する提案を行う。
4.当国の隊員(PT、OT)との協働による幅広い支援活動 (地域巡回活動、勉強会やワークショップ等)を実施する。
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
踏み車、平行棒、治療用ベッド、ブロックなどの簡易な治療器具等
4）配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 理学療法科長(40代、男性)、PT、RT、その他スタッフ合計25名程度
活動対象者: 入院・外来患者、同僚RTやインターン学生
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
その他
7）選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]：（作業療法士）
[性別]：（ ） 備考：
[学歴]：（大卒） 備考：同僚への助言に知識が必要
[経験]：（実務経験）2年以上 備考：同僚への助言に経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（温暖冬季少雨気候） 気温：（10 ～ 30℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（不安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
マラウイでの作業療法士免許登録の際に、4～6週間の実習が義務付けられており、それに先立つ書類選考には、TOEFL、IELTS、TOEIC、英検いずれかの試験結果の提出が求められます。業務および日常生活では英語が通じますが、患者への説明には現地語(チェワ語)が必要となるため、赴任後の現地語学訓練で学習します。