【配属機関概要】

3）任地（ ンコタコタ県ンコタコタ ） JICA事務所の所在地（ リロングウェ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

首都リロングウェから北東に約200㎞、マラウイ湖畔沿いの人口約40万人のンコタコタ県を統括する行政機関である。地方自治条例に基づき、農業・教育・社会福祉・公共事業等の各種政策策定と施行、治安維持、環境保全、まちづくりの推進等を行っている。年間予算12,300,000米ドル(人件費含む)。隊員は県庁企画開発局の防災対策室に配属となり、救援・復興担当者とともに、地域住民への防災啓発、防災対策評価等を実施する。なお同県庁(コミュニティ開発事務所)へは、2015年度から2代にわたり、主に村落部の農民・女性グループの収入向上を支援するコミュニティ開発隊員が派遣された。

【要請概要】

1）要請理由・背景

近年、マラウイでは気候変動による大雨とそれに伴う洪水被害や土砂災害、農作物の収穫不良等が国内各地で頻発している。同県庁の防災対策室では、救援・復興担当者が地域住民への防災啓発活動等を実施しているが、担当者が1名であり、必要な活動を所轄の村落コミュニティに実施することができていない。また、同室では日本の防災対策に用いられる概念や手法等の伝授を望んでおり、同担当の業務を側面支援ができる隊員派遣の要請に至った。さらに、可能な範囲で同室の環境担当者および森林保全担当者とともに地域住民に対する植林キャンペーン、気候変動等についての環境教育等の実施も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先関係者と協力して、以下の活動を行う。
1. 救援・復興担当者とともに地域住民への防災啓発、防災対策評価(過去の災害地の現場分析を含む)を実施する。
2. 同担当者とともに災害対策マニュアルの策定、実際の災害時の救援物資の配送計画や指揮命令系統の整理を行う。
3. 環境担当者および森林保全担当者とともに地域住民に対する植林キャンペーン、気候変動等についての環境教育等を実施する。
4. 可能であれば、担当者とともに、各ドナーからの支援により実施される気候変動関連プロジェクトの実施や報告書の作成を側面支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

執務室(机・椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
企画開発局長(40代、男性)、救援・復興担当者1名(30代、女性)、環境保全担当者(30代、女性)、森林保全担当者(40代、男性)

活動対象者:
上記配属先同僚、地域住民

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・（企業・自治体等での）業務調整の経験

　・環境関連活動の経験や知識

【地域概況】

【特記事項】

生活の中で現地語(チェワ語)が必要となる場合があるため、赴任後の現地語学訓練で学習する。