要請番号(JL52423B37)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
カムズ中央病院
3)任地( リロングウェ県リロングウェ ) JICA事務所の所在地( リロングウェ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カムズ中央病院は国内に4か所設置されている国立中央病院の一つであり、首都リロングウェを含む中部地域(Central Region)を対象とした三次医療機関として機能している。1977年開院。診療科はほぼ網羅されており、がん化学療法、人工透析室、HCU(高度治療室)もある。患者への医療サービスは原則無料。年間患者数は約30万人(うち入院患者45,000人)。同病院へは、これまでに薬剤師、看護師、臨床検査技師等多くの隊員を派遣しており、2011年度から現在まで5代にわたり理学療法士隊員が派遣されている。なお同配属先からは、本要請の他に薬剤師および理学療法士隊員も要請されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
2009年に当国初の理学療法士(PT)の養成学校が発足し国内のPT有資格者はいるが、言語聴覚士(ST)の養成機関は存在しておらず有資格者が極めて少ない。一方で、特に先天性の脳神経系疾患や後天性の脳卒中、当国でも多い交通事故による頭部外傷とその後遺症、小児のダウン症や口周りの火傷、口唇口蓋裂等により、発話訓練や聴覚機能向上に対する支援が必要な患者が一定数存在する。このような背景から、STとして外来・入院患者への治療等の支援が可能な隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
理学療法科(耳鼻咽喉領域)の提供する医療サービスの質の向上のため、以下の活動を行う。
1.患者の障害の状況に合わせた発声・発話訓練といった機能回復訓練の実施、同訓練を家庭等で継続して実施できるプログラムの作成と提案
2.聴力検査等の実施環境の整備(検査機器の保守および機材調達、同僚聴覚技師およびリハビリ技師(RT)への知識や技術面での助言等)
3.当国のリハビリテーション職種隊員と協働し、同僚や有資格者を目指す学生の知識・技術向上のための勉強会・ワークショップ等の実施
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、聴覚検査機器等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
理学療法科長(PT、40代、男性)、聴覚技師(30代、男性)、リハビリ技師(RT)(20~30代、男性および女性) 合計20名程度
活動対象者:
入院・外来患者、同僚技師、RTやインターン学生
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(言語聴覚士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚への助言に経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10~30℃℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
マラウイでの言語聴覚士免許登録の際に、4~6週間の実習が義務付けられており、それに先立つ書類選考には、TOEFL、IELTS、TOEIC、英検等の試験結果の提出が求められます。業務および日常生活では英語が通じますが、患者への説明には現地語(チェワ語)が必要となるため、赴任後の現地語学訓練で学習します。