要請番号(JL52424B11)
募集終了
2代目
・2025/1 ・2025/2 ・2025/3 ・2026/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ンチェウ県病院
3)任地( ンチェウ県ンチェウ ) JICA事務所の所在地( リロングウェ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先である公立県病院は、首都リロングウェから南東に約160㎞、人口約66万人を有するンチェウ県に位置する総合病院である。同時に県の保健行政も担当し、管轄する38のヘルスセンター(診療所)とともに同県の地域住民へ保健・医療サービスを提供している。1983年開院。病床数約225床。医師2名、准医師4名、医療助手36名が診療にあたっている。住民への診療、投薬は無料。2023年から2025年まで前任者が活動中である。また同配属先には看護師隊員、栄養士隊員が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マラウイの医療機関の空席率は地域によって異なるが、約30~50%と慢性的な人材不足が課題となっている。配属先である薬局は、薬剤師資格を有する薬局長1名、薬剤技術者が1名の2名体制での運営であり、夜間対応なども考慮すると人材不足が顕著である。マラウイでは医薬品の大部分を外国からの援助等に頼っており、供給量が限られていることに加え、医薬品の適性発注と使用をモニタリングする体制が整っていないため、重要な医薬品の在庫切れ等が頻発している。こうした背景から、薬局は常に煩雑としており、適切な処方と調剤、および在庫管理が課題となっているため、薬局長と連携しながら同課題に積極的に関与し、業務改善を支援することができる隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
1.薬局長を含む配属先同僚とともに、薬局運営全般を支援する。
2.医薬品の発注・管理・廃棄方法の見直しを実施し、他科を含む院内全体の薬剤管理体制の強化を支援する。
3.上記2の実施に際し、同僚とともに5S-KAIZENを積極的に導入する。
4.外来・入院患者に対する服薬指導(クリニカルファーマシー)を実施する。
5.薬剤技術者、薬剤助手や研修生(インターン)に対する技術指導と育成に貢献する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
机、椅子、冷蔵庫、調剤棚等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 薬局長(管理責任者、30代男性)、薬剤技術者1名(20~30代)
活動対象者: 薬局長を含む同僚、研修生、外来・入院患者
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)薬学 備考:薬学の知識が求められるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:同僚に助言を行うための経験が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10 ~ 30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
マラウイでの薬剤師免許登録の際に、英語の筆記・口頭試験が義務付けられており、それに先立つ書類選考には、TOEFL、IELTS、TOEICいずれかの試験結果の提出が求められます。業務および日常生活では英語が通じますが患者への説明には現地語(チェワ語)が必要となるため、赴任後の現地語学訓練で学習します。