要請番号(JL52425A46)

2代目
・2025/3 ・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ジングワングワ・ヘルスセンター
3)任地( ブランタイヤ県ブランタイヤ ) JICA事務所の所在地( リロングウェ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先であるジングワングワ・ヘルスセンターはマラウイ最大の商業都市であるブランタイヤにある18のヘルスセンターの中の1つである。ジングワングワ・ヘルスセンターの診療科は外来と産科、理学療法科、歯科があり、入院施設は産科患者を対象としたベットのみである。重症患者は同地域にある中央病院へ移送される。1日の患者数は400名、医師はおらず、医師技師、看護師等で診察を行っている。薬剤師はブランタイヤにあるヘルスセンターを管轄する県保健事務所に1名いて、主に在庫管理や発注などの業務を行っており、ジングワングワをはじめとする各ヘルスセンターでは薬剤技師、助手が働いている。住民への診察、投薬は無料。
【要請概要】
1)要請理由・背景
マラウイの医療機関における医療従事者の空席率は、約30%~50%と慢性的な人材不足が課題となっている。ジングワングワ・ヘルスセンターの薬剤部門には薬剤師資格を有する人材がおらず、薬剤技師1名および数名の薬剤助手、実習生で調剤業務や薬剤庫管理を実施しており、人材不足が業務の繁雑化を招いてきた。また、医薬品の大部分を外国からの援助等に頼っており、供給量が限られていることに加え、医薬品の適正発注と使用をモニタリングする体制が整っていないため、重要な医薬品の在庫切れ等が頻発している。こうした背景から、同僚とともに繁雑化の解消、薬剤庫の整理や薬品管理のルール作りを支援することを目的とする隊員の要請に至った。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
1.薬局の運営全般を支援する。
2.医薬品の発注・管理・廃棄方法の見直しを実施する。
3.他科を含む院内全体の薬剤管理体制の強化を支援する。
4. 同僚とともに5S-KAIZENを導入する。
5. 同僚薬剤師技師や薬剤助手への知見の共有・技術的側面での助言を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
PC、机、椅子、冷蔵庫、調剤棚等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
薬剤技師(20代、男性)、薬剤助手2名(20代~30代、男性・女性)、医師技師、看護師等
活動対象者:
配属先同僚、外来患者、県保健事務所の薬剤師
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(薬剤師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)薬学 備考:処方や投薬に際し知識が必要
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:処方や投薬に際し知識が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(10 ~ 30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
マラウイでの薬剤師免許登録のために、マラウイの国家試験(筆記・口頭)に合格することが義務付けられています。それに先立つ書類選考には英語の試験結果の提出が求められます。業務および日常生活では英語が通じますが、患者への説明には現地語(チェワ語)が必要となるため、赴任後の現地語学訓練で学習します。