要請番号（JL52722A13）
募集終了
| ・2022/4 ・2023/1 ・2023/2 ・2023/3 |
【配属機関概要】
1）受入省庁名（日本語）
教育・芸術・文化省
2）配属機関名（日本語）
カリビブ中高校
3）任地（ エロンゴ州 カリビブ ） JICA事務所の所在地（ ウィントフック ）
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 2.0 時間 ）
4）配属機関の規模・事業内容
首都から西(大西洋)に向かう幹線道路の中間地点、カリビブ町(人口約5000名)にある小学校。同地域は大理石の採掘・加工や金鉱山で知られている。配属先は町の中心部に位置し、グレード8～11年生(日本の中学2年生～高校2年生に相当)の生徒が通う。全校生徒は約450名、各学年は3～5クラス、全教員は16名、年間予算は約80万円。
※初等教育分野隊員の活動情報(https://www.jica.go.jp/namibia/office/others/volunteer/index.html)
【要請概要】
1）要請理由・背景
ナミビアの教育現場の課題として、教員の授業スキルが十分とは言えず、生徒への発問も、考えさせる間もなく答えを伝えて一方的な説明となったり、板書をノートに写すことが授業の中心となっていることがあげられる。特に算数では低学年時に数の概念が習得できず、高学年になっても指を使ってカウントする児童が散見され、学習内容が理解できず、算数の単位を落として留年する児童も多い。また、小学校修了時(グレード7年生)の算数の習熟度は41%とかなり低い状況である。「第5次国家開発計画」では「能力が高く、健全な人材育成」が目標の一つと掲げられ、基礎教育の分野では識字率と計算力の強化が戦略の一つとなっており、現状を改善し、教育の質の向上に向けた支援が求められ要請に至った。
2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）
1. グレード8～11年生の数学クラスにて、視覚的な教材・教具や体験活動を取り入れた楽しくわかりやすい授業を行う。
2.同僚教員の教授能力が高まるようにサポートを行う。(教材・教具の作成や授業内での活用へのアドバイス)
3.可能であれば、ICT(コンピュータの基礎操作レベル)の授業を担当することや、感染予防に向けた手洗い指導などの衛生教育の実施も期待されている。
4.市内および近隣の小/中高校、教育事務所に派遣される隊員との連携活動が期待されている。(教員向け研修などを他の隊員や配属先関係者と協働しながら実施することを想定)
3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務機器一式(コピー機、プリンターなど)はあるが、指導教材は十分ではないため、現地の物品と自身のアイディアで製作が必要。現在PCルームは改装中、PC機材の準備が整い次第、ICT授業を再開予定。
4）配属先同僚及び活動対象者
校長 女性 50代
同僚教員 16名(男性3名/女性13名) 20～50代
うち、数学教員 2名(女性2名、教員経験10年) 30代
秘書・校務員 2名
グレード8～11年生の生徒
5）活動使用言語
英語
6）生活使用言語
英語
7）選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]：（中学校又は高等学校教諭（数学））
[性別]：（男性） 備考：配属先の要望(男女バランス調整)
[学歴]：（ ） 備考：
[経験]：（指導経験） 備考：指導に求められるため。
[参考情報]：
・指導経験は1年以上が望ましい。
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]：（ステップ気候） 気温：（10～40℃位）
[通信]：（インターネット可 電話可）
[電気]：（安定）
[水道]：（安定）
【特記事項】
現在、カリビブ市内の小学校(1校)と中高校(1校)に海外協力隊を複数代に渡り派遣し、生徒の算数・数学の習熟度の向上と教員の指導の質の向上を目指した隊員派遣を計画中。現在、市内の小学校(1校)にて隊員(2021-3小学校教育)が活動中。