【配属機関概要】

3）任地（ ムプマランガ州ゲート・シバンデ郡アムステルダム ） JICA事務所の所在地（ プレトリア ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 3.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

算数科学技術アカデミーは、2014年に州教育省傘下に設立された。州内の初等・中等校を対象に理数科教員の能力強化の研修等の管理を行っている。同州では理数科目の成績不振が問題視されており、その一因が教員の能力不足であるとされてきた。それに対してムプマランガ州では、州内3郡それぞれにハブとなる1校を、その下に約25校の関連校を定め、教員はハブ校にて定期的に研修を受けている。同アカデミーの年間予算は、約6,200万円(8百万ランド)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

南アフリカにおいて質の高い教員養成が行われ始めたのは近年になってからであり、現在現場で活動している多くの教員は十分な教員養成訓練を受けていない。特に初等教育においては、生徒を巻き込んだ授業を行う必要があるが、実際には多くの場合において、教師から生徒への一方通行の授業となっている。配属先では定期的にハブ校にて教員向けワークショップを実施し、能力強化に取り組んでいるが、各学校におけるモニタリングは十分とは言えない状況である。また基礎教育省によって電子ボードの設置等が配布され、これらの補助教材の導入によって現状の改善を試みているものの、多くの教員が電子機器を有効利用できていない。そのため、JICA海外協力隊員には、サブ・ハブ校において、教員の能力向上と電子機器の活用等に取り組むために、支援要請が挙げられた。また、生徒の学力向上に対する支援も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

JICA海外協力隊員は、同僚教師と共に以下の活動を行う。

1. 4～12年生に対する学習者主体の算数(数学)の教授について、教員にアドバイスを行い、生徒の理解度の向上を図る
2. 現地教師がe-resources(音声やビデオ、練習問題や教授用資料などのデジタルリソース)を活用できるように
するための支援等

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務スペース、理科室、テキストブック、コンピュータ室、電子ボード等

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:校長(男性、50代、大卒(数学系))
理科教師5名(男女、20～50代)
活動対象者:4～12年生(男女、約600名)並びに同僚教師

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】