【配属機関概要】

3）任地（ マサカ県マサカ ） JICA事務所の所在地（ カンパラ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ウガンダ中西部マサカ県に位置し、マサカ県及び周辺5県を管轄する地域の拠点病院。外科、内科、小児科、産婦人科、眼科、歯科、エイズクリニックを持つ総合病院で、病床数約330床、スタッフ数は約300名。 2016年度予算約2.7億円。JICAの技術協力プロジェクト「保健インフラマネジメントを通じた保健サービス強化」(2011-2014年)の対象病院であった他、JICAの無償資金協力事業により2012年に新病棟施設が建設された。これまで長期・短期併せて3名の「医療機器」JICAボランティアと現在は1名の看護師ボランティアが派遣されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

同病院には、過去3名の医療機器ボランティアが派遣され、「医療機器の適正な管理と活用」に尽力して来たが、以降は看護師ボランティアが派遣され、看護業務を通じた5S活動の実施による「保健サービスの質向上」に取り組んで来た。しかし、病棟毎の実施体制やレベルに差があり、また慢性的な人材不足による業務負荷も加わり、学生等の人材育成も後手に回っているため、病院全体の医療の質向上には至っていない。現在看護師ボランティアにより、マラリアの血液検査フロー確立を通じた検査漏れやミスを減らす仕組み作りや、栄養失調患児の診断・治療及び母親への栄養指導等が行われており、このような具体的な取組を通じた医療事故・院内感染数の減少や「プリベンティブケア」の概念への理解促進びよる業務効率化を進めている。本活動に関しては、今後も継続的な取組支援が必要であるとして、引き続き後任ボランティアの要請が挙げられた。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

所属先病棟で看護業務を行いながら、
1. 看護師と協働し、看護学生への指導や助言を行う。
2. 小児科内にある栄養失調室における、看護師の栄養指導レベルや治療にかかる知識の習得支援(研修やスタディツアー計画・実施支援等)を行う。
3. .看護師、医師、学生、インターンに対し、感染管理への理解を促す。
4. 各病棟が行っている5S活動支援や助言を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

一般的な医療器具、コンピュータ、プリンター(白黒)、文房具、ラミネート機械

4）配属先同僚及び活動対象者

院長 男性1名、事務長 男性1名、看護師長 女性1名
5Sマネージャー1名(女性、40代)
配属病棟の主任看護師(女性 各病棟に1名、20-40代)
その他、配属病棟の看護師(主に女性)、看護学生、医師

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】

※当国着後、事務所実施のオリエンテーション(1ヵ月)受講後、看護師登録のため、8週間の研修を受講。また活動では
身体への侵襲行為を含む医療行為が含まれる。赴任後、配属先と協議の上、所属病棟を決定する。