【配属機関概要】

3）任地（ 東部州ルンダジ郡ルンダジ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 10.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ルンダジ郡農業事務所はザンビア東端隣国マラウィと国境を接するルンダジ郡の中心部にあり、郡下の農家約8万3千世帯を地域別に44地域に分けて、農業省の施策のもと、農家の支援等を実施している。主な活動に、農家への農業技術・生産指導、種子や肥料の配布、農業ショーの実施、農業関連統計の収集など。前任青年海外協力隊(JV)1名が、農業訓練所や地域をバイクで巡回しながら稲作・商品作物(きのこ栽培)の導入・普及活動、新商品開発などをしており、一部は米国ピースコーボランティアとも協業している。東部州はJICAコメ普及支援プロジェクトのターゲットサイトのひとつ。

【要請概要】

1）要請理由・背景

メイズ(トウモロコシ)に依存する農業からの脱却を図っており、“稲作”は近年のザンビア国内の米の消費量の増加からも、農家の収入向上に直結するもっとも有望な商品作物の一つと目されている。郡下に広がるダンボ(低湿地帯)は稲作に適していることからも、農業事務所では稲作を中心に農産物の多様化を進めたいと考えている。前任者は初代ボランティアとしてJICAコメ普及支援プロジェクトのアドバイスを受けながら、農業普及員とリードファーマーとともにデモ圃場を設営し、稲作栽培技術の普及、また、農閑期の新規商品作物(きのこ栽培)の導入・開発に取り組んでいる。農業事務所は引き続き、稲作普及拡大、農閑期の新たな産業育成へのボランティアの支援を求めて、後任派遣の要請となった。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

活動地域の生活実態の調査を住民や行政担当者と行う。そのうえで
・農家への稲作の導入※、普及・拡大支援
・SHEPアプローチによる商品作物(きのこ栽培など)の紹介、開発
・可能であれば地域コミュニティへの生活改善支援(栄養改善メニュー・調理法の紹介、農閑期ビジネスの創出など)
※稲作の導入はザンビア国内でJICAコメ普及支援プロジェクトから技術支援(アドバイス、研修等)を受ける機会があるため、農業・稲作の実務経験は不要です。SHEPとは「Smallholder Horticulture Empowerment Project(小規模園芸農民プロジェクト)」の略。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机・椅子などの事務用品。

4）配属先同僚及び活動対象者

郡農業調整官 男性1名 大卒50代
主任農業官 男性1名 大卒 40代
各部門職員 男女8名 短大卒 30-50代
現地普及員 男女44名 短大卒 30-50代

対象地域の農民

【資格条件等】

[参考情報]：

　・農村地域の生活改善に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】