【配属機関概要】

3）任地（ 西部州ナロロ郡ナムシャケンデ ） JICA事務所の所在地（ ルサカ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 8.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先はザンビア国内に10ある研修センターの一つで、ザンビア農業省下、西部州農業事務所の管轄にあたる。同州の農業普及員や周辺小規模農家を対象に、農業生産性向上や農業技術の開発・普及に係る研修を実施している。西部ザンビアを流れるザンベジ川の河川氾濫原に位置し、人口約6万人。西部州はJICAコメ普及支援プロジェクトの対象地域であり、配属先ではプロジェクトの研修を実施しているほか、種子生産も担っている。ハウスではオレンジやレモン、カシューナッツの苗を生産している。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ザンビアでは、主食であるメイズに極端に依存した作付体系からの脱却を目指した作物多様化が喫緊の課題となっている。同国農業省は、コメを作物多様化の重点作物と位置付け、稲作推進に取り組んでいる。配属先が位置する西部州においても、有効利用されていない低湿地帯が各地に広がっており、コメの生産ポテンシャルは高いが、河川氾濫原を利用した粗放的な栽培を行っており、生産性は著しく低い 。稲作適地の選定や稲栽培技術の確立が遅れており、十分活用できていない状況にある。湿地での生産性向上のための技術開発はもちろん、基本的な稲栽培技術の普及、栽培環境に適した品種の導入が一層重要である。ボランティアには現在実施中の「コメ普及支援プロジェクト」と連携しながら、試験栽培や種子増殖に取り組むとともに、農家への稲作普及に係る研修を支援することが期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

コメ普及支援プロジェクト稲作専門家からの技術支援を受けつつ、下記の活動に取り組む。
1.稲作試験圃場の整備・維持管理をする。
2.カウンターパート(コメ担当作物技術官)とともに種子増殖に取り組む。
3.農業普及員に対する稲作研修実施を支援する。
4.近隣農家を対象としたワークショップを開催し、稲作技術を普及する。
※自転車でも活動可能であるため、単車は必須ではない。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務所執務スペース(机・椅子など)

4）配属先同僚及び活動対象者

施設長:男性1名(50代)
スーパーバイザー:男性2名(50代)
作物技術官(コメ担当):女性1名(30代) 作物技術官:女性2名、男性1名(30-40代)
作業員:4名:女性2名、男性2名(20代-30代)

活動対象者:農業研修センタースタッフ、地域の農業普及員、農家

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】