要請番号(JL55123B03)
募集終了
2代目
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業省
2)配属機関名(日本語)
カシシ農業研修センター
NGO
3)任地( ルサカ州チョングウェ郡カシシ ) JICA事務所の所在地( ルサカ州ルサカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カシシ農業研修センターはルサカ州にある国際空港から約10km北に位置する。1974年にカトリック教会の支援を受けて設立されたNGOで、地方の小規模農民に対する農業指導を通じた自立支援を主な活動としている。25年以上にわたり、アグロエコロジー(農業生態学)という大きな枠組みの中で有機農業を推進している。敷地800ha内には灌漑用のため池があり、農業用地は計200ha、家畜飼育用の敷地では約200頭の牛が飼育されている。そのうち約70頭が乳牛(ホルスタイン種、ジャージー種等の交雑種)である。その他、小規模ではあるが、養豚も行われている。年間予算は約8,800万円。2022年11月から畜産・乳製品加工隊員が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
カシシ農業研修センターは、小規模な乳製品加工工場を設立した。酪農に付加価値をつけることは経済的に大きな可能性を持つだけでなく、小規模農家の栄養改善にも繋がる。そのため、当センターでは、それらを達成するために、乳製品の改良と開発、乳牛の遺伝的基盤のスクリーニング等を実施している。将来的には乳製品加工部門の拡大、農民や酪農家に対しての研修を充実させたいと考えているが、スタッフの知識や経験が不足している。それらの支援を期待し、本案件の要請に至った。なお、当センターで生産しているヨーグルトや数種類のチーズは、ルサカ市内の小規模スーパーにて販売されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚とともに、以下に取り組む。(すべてではなく、隊員の得意分野で活動できるものを選択)
1.牛群管理の支援(記録管理、健康管理)
2.乳製品の開発及び品質改良
3.搾乳量の増加のための指導(80リットル/日から160リットル/日へ)
4.小規模農家や改良普及員の研修への参加
5.牛群の遺伝的変異に関するデータ収集への協力
6.その他、配属先が抱える課題解決に向けた支援
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
遠心分離機、低温殺菌装置、ステンレス製ボール、冷蔵庫、冷凍庫、計量器等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
30~50代の男女16名
活動対象者:
配属先同僚及び当センターで研修を受ける小規模農家年間約1,000人
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:B)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)畜産学 備考:配属先の希望による
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:配属先の希望による
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(5~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
赴任後、現地語学訓練(ニャンジャ語)を行う予定である。また、2023年度1次隊で野菜栽培隊員が同配属先で活動予定。