要請番号(JL55124A16)
募集終了
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
カワマ地域ヘルスセンター
3)任地( 中央州カピリムポシ郡カワマ ) JICA事務所の所在地( ルサカ州ルサカ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カワマ地域ヘルスセンターは中央州(人口約225.2万人)カピリムポシ郡(人口約37.1万人)に位置する。カピリムポシ郡にはザンビア-タンザニア間を結ぶタザラ鉄道の始発・終着駅がある為、人の出入りが多い街である。同ヘルスセンターは郡に37ある医療施設の中の1つで、年間予算は約10万円。14名のスタッフと多数のコミュニティボランティアで対象コミュニティに住む約12,000人の住民にマラリアや下痢の診療をはじめ、HIV/AIDSや結核等感染症の予防や母子保健等のサービスを提供している。同ヘルスセンターは母子保健に力を入れており、妊産婦に対して定期的なモニタリングや生活指導等を行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同ヘルスセンターの対象地域では、住民のほとんどが栄養に対する知識を持っておらず、特にコンパウンドと呼ばれる低所得者層が住む地域では子どもの栄養状態が悪く、妊産婦や新生児に関しても栄養指導が行き渡っていない事による栄養不足が課題となっている。また、安全な水が確保できず、手洗いなどの習慣も定着していない事が、下痢を発症する要因となっている。しかし、慢性的な人員不足により栄養改善や公衆衛生の対策が充分になされていない。こうした状況の中で同僚やコミュニティボランティアと共に栄養改善や公衆衛生を進めるべく本案件が要請された。特に5歳未満の子を持つ母親への栄養指導を通じた子どもの栄養状態の改善等が期待されている。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先の同僚等と共に、以下の中から優先順位をつけて活動を行う。
1.栄養改善に資するデータの収集・分析、ヘルスセンターへの共有
2.コミュニティボランティアの訪問支援に同行し、女性や子どもたちを対象にした栄養指導の実施
3.妊産婦や子どもの成長モニタリングの実施
4.手洗い等公衆衛生に関するプロモーション活動
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務用机、椅子、上腕周囲径測定帯、塩分計
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
・看護師:7人、環境衛生士:2人
主な活動対象者:
・コミュニティ住民 約12,000人
5)活動使用言語
英語
6)生活使用言語
英語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:(栄養士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(短大卒) 備考:専門性を求められているため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:経験に基づく指導が必要
[汎用経験]:
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(5~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
赴任後、現地語学訓練(ベンバ語)を行う予定である。同郡にある他のヘルスセンターで公衆衛生隊員を要請している。
物理的に閉鎖的なコミュニティ内での活動や生活となる為、自身でストレスをコントロールする自己管理能力やコミュニケーション能力が求められる。