【配属機関概要】

3）任地（ ミッドランド州グエル市 ） JICA事務所の所在地（ ハラレ州ハラレ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 5.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

任地となるグエル市は当国のほぼ中心に位置するミッドランド州の州都で、人口約16万人を抱える当国第3の都市。グエル市役所は同市における行政全般を管轄しており、公共事業に関する業務は主にエンジニアリング・サービス部が担当している。隊員は同部の道路・建設課に配属される予定。同課のスタッフは約40名で、市内道路の維持管理、道路設計や計画、信号の管理等を行っている。配属先は過去2000年から2008年にかけて4名の協力隊員(水質検査)を受け入れた経験がある。なお、グエル市内の大学、教員養成校、野球協会からも協力隊の要請がなされているため、派遣の時期によっては複数の隊員が市内で活動をしている可能性がある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

当国道路網は、総延長88,100kmの中で舗装道路は全体の約20%の17,400kmに留まり、道路の状態も良好21%、通行可能38%、通行困難41%と大きな課題を抱えている。JICAは当国の独立当初から道路舗装や整備に協力してきており、現在は南アフリカからコンゴ民主共和国をつなぐ南北回廊の一部となるジンバブエ・ザンビア間の道路改修に協力している。当国政府も主要道路の保守管理には力を入れているが、予算また技術面の制約もあり、市内道路ではひび割れや陥没が目立ち、補修をしても雨期には再び浸食や陥没が多発する状況となっている。グエル市においても同様の課題を抱えており、協力隊のサポートが期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

現時点では以下の活動が想定されているが、最終的な活動内容については赴任後に関係者と対話し状況に合わせて柔軟に内容を検討する。
1.市内道路の状況把握と問題の分析及び改善のための提案。
2.QGISやAutocadを利用した道路デザインのサポート。
3.道路建設プロジェクト実施のためのコスト計算等のサポート。
4.可能な範囲で、道路の安全標準や信号機、街灯に関する知識、経験の共有。
5.その他、配属先が必要とするサポート。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

インターネット、QGIS、AutoCAD、隊員が操作するわけではないがジェットマシン、バックホーローダ―等も有り。

4）配属先同僚及び活動対象者

エンジニアリング・サービス部長:男性、30代
道路・建設課スタッフ約40名:20～50代
その他、道路建設会社、スタッフ等

【資格条件等】

[参考情報]：

　・土木施工管理技士資格があると尚よい

【地域概況】

【特記事項】

配属先FB
年や季節によって違いはあるが、全国的に電力、水事情は不安定。