要請番号(JL56018A12)
募集終了
・2018/4 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ポマセ保健センター
3)任地( アトランティック県ポマセ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ベナン国南部のアトランティック県ポマセ市(人口約70,000人)に位置し、コミューンレベルの一次医療機関として1978年に設立され、10の区保健センターを管轄している。産科(分娩施設有)、診察科、検査室及び薬局を有し、医師、助産師、看護師、看護助手や技師など計12名のスタッフが在籍。同保健センターの診察件数は一般300件/月、産科35件/月で、出産件数は30件/月、予防接種については乳幼児150件/月、妊婦50件/月で、家族計画の相談が4件/月となっている。2017年の年間予算は約320万円で、外国の援助はなし。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの妊産婦死亡率(10万出産あたり405)及び5歳未満児の死亡率(1,000出生あたり98)は、ともに高い数値のままであり、母子保健サービスの改善、保健人材の質の向上は重要な課題となっている。配属先においては、慢性的な人手不足・予算不足もあり、診察や予防接種等の通常業務をこなすのが手一杯であり、来訪する妊産婦に対する指導や啓発が十分に行なえていない状況である。また、地域には薬草等を用いた伝統的医療が未だ根付いており、近代医療に頼らず医療機関に足を向けない住民も少なくない。ボランティアには予防接種・健診の受診率向上、そして乳幼児の衛生や栄養の改善等に協力することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先となる保健センター及び自転車か徒歩で訪問可能なコミュニティにて、以下のような活動を行う。
1. 予防接種や妊婦・乳幼児健診の受診率向上のためのアイデア提案と実施支援。
2. 基礎衛生や栄養改善等の啓発活動支援。
3. スタッフの能力強化(人間的なお産等)とセンターの業務改善(カルテや予防接種記録の適切な管理等)のための情報提供、活動支援。
※ 身体への侵襲行為は行わない。
※ 活動は、主に配属先の助産師と協議しながら進めることになる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
なし
4)配属先同僚及び活動対象者
センター長・医師(男性・40代)
助産師(女性・40代)
看護師(30-40代)
看護助手(30-40代)
活動対象者:来院患者(主に妊産婦)、地域住民(主に妊産婦)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地は首都から55kmの距離にあるが、任地の手前15kmほどは未舗装路であり、市というよりも村に近く、停電や断水が頻繁にあり、生活環境は厳しい。フランス語で生活可能であるが、現地語を話すとより地域に密着できるため、赴任後に現地語も学習します。