要請番号(JL56019B02)
募集終了
・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産・漁業省
2)配属機関名(日本語)
グランポポ村落開発支所
3)任地( モノ県グランポポ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
2016年に受入省庁の再編が始まり、2018年頃から、全国にそれぞれの地域の特長を生かした7つの農業開発区が設置された。本配属先は、その中で漁業、養殖、野菜栽培、稲作等が主要分野とされているベナン南部のウェメ県、アトランティック県、モノ県を担当する第7農業開発区の管轄の下、市レベル毎に設置された政策実施機関である。地域の農民を対象に、生産力や競争力の向上を目的とした農業技術の普及・指導、研修の実施や各関係者間の調整等を行っている。同配属先に食用作物・稲作栽培隊員が2020年9月まで活動予定。同任地には教育分野で活動する小学校教育隊員も2019年7月に赴任予定。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国の総人口の3割強を占める貧困層は主に村落部住民で一次産業に従事しているため、一次産業における生産性の改善、市場へのアクセス強化が課題となっており、政府も政府行動計画(PAG:2016-2021)の中で農業、畜産、水産の開発を重点分野に定めている。その中で同支所は農民に対する支援を行うべく農業普及員が配置されているが、普及活動の対象は一部の大規模農民と農家グループに限られている。しかし、予算不足や普及員の過剰な事務作業により、残された課題は多い。また、多くの農民は小規模で十分な収益を上げておらずより安定した収入を得るための支援が必要であり本要請に至った。任地は、世界銀行の支援で散水用のスプリンクラーが設置されていたり、IFADによるPADMAR(野菜栽培支援プロジェクト)が展開されたりしており、野菜栽培(ニンジン、玉ねぎ、唐辛子、トマト等)が盛んな地域である。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先普及員の指導補助、農作物の安定生産及び収入向上を目的として、以下の活動を行う。
1.農民との関係構築、情報収集、問題点の把握
2.野菜栽培の技術指導、助言、改善策の提案(肥培管理、作物に合わせた誘引や摘心などの栽培管理)
3.病虫害や家畜による食害への効果的な対処方法(伝統的な技術等)についての助言
4.生産野菜の貯蓄方法ついての助言
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
事務所執務室
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
支所長(女性・40代・野菜栽培担当)
現場を巡回している農業普及員(野菜栽培2名、畜産1名、穀物・果樹栽培1名等)
活動対象者:
個別農家(種子、農薬、肥料等を購入する際にグループ化している農家も多い)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:活動に必要
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・野菜栽培の経験
任地での乗物利用の必要性
自転車
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用できない。任地では現地語であるフォン語・ミナ語等が話され、電気・水道は、ほぼ毎日、数時間程度、停電・断水する。数日復旧しない時も、まれにある。