要請番号(JL56021A02)
募集終了
3代目
・2022/1 ・2022/2 ・2022/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
セメポジ視学官事務所
3)任地( ウエメ県セメポジ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる視学官事務所は、全国に85ある教育学区ごとに設置されている行政機関であり、管轄校・園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。セメポジ視学官事務所は、セメポジ市内の小学校512校(公立103校、私立409校)、幼稚園117園(公立21園、私立96園)を管轄している。ウエメ県は、日本の第2次小学校建設の対象県で、セメポジに建設された小学校もある。協力隊事業は、学校保健に取り組む青少年活動隊員が1代、教科書指導支援に取り組む小学校教育隊員が2代配属され、前任隊員は、2020年3月まで活動した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナンの初等教育就学率は、2007年の初等教育無償化を受け大幅に改善された。これによる就学児童数の増加に対して各援助機関の支援を受けながら国が尽力したことにより、教員数、教室数、教科書配布率等、教育に係る状況は改善傾向にある。日本は、1996年から今日まで小学校建設による教室数の増加や教員養成校建設、2008年頃から手洗い促進等の衛生啓発活動等の実施により学校の保健衛生状況の改善に取り組む協力隊員の派遣により、教育へのアクセスの改善に協力してきた。現在は、2014年にベナン幼児・初等教育省と締結した覚書に基づき、図工・体育・音楽の指導補佐による児童の情操育成や、算数・理科等の指導強化による児童の学力向上に活動内容をシフトさせ、教育の質の改善に取り組む小学校教育隊員を派遣し始めた。運動会開催を通じた体育授業の充実、図工や算数の指導支援に期待が寄せられる。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
前任隊員の活動、現場の状況等を勘案しながら配属先と協議の上、巡回を前提に活動校を選定、活動計画を立案し、配属先・校長・教員・児童たちと協働し、自身の得意なものを活かしながら、以下に挙げるような活動を行う。
1.図工、体育、音楽、算数、理科等のうちから指導可能な教科の指導支援
2.授業改善に向けたアイディアや身近にあるものを活用した教材の提案
3.配属先や学校関係者の主体的参加を見込む行事やアクティビティの提案、企画・実施支援(例:運動会、発表会、コンクール、研修会、体験型学習等)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし。任地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
視学官長1名
教育指導主事2名
視学官事務所スタッフ(秘書長、秘書、会計)
活動対象者:
各学校の校長、教員、児童
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒) 備考:児童や教員へ始動するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:児童や教員へ指導するため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の足はバイクタクシーであるが、協力隊員は利用できない。高温多湿な気候下の徒歩や自転車での学校巡回となるため、心身ともに自ら健康管理を行うことが重要になる。コロナ感染予防対策に留意した上での活動が原則となる。