要請番号(JL56022B13)
募集終了
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
幼児・初等教育省
2)配属機関名(日本語)
アラダ視学官事務所
3)任地( アトランティック県アラダ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となるアラダ視学官事務所は、県都である人口約90,000人のアラダ市に位置し、全国に85ある教育学区ごとに設置されている行政機関であり、管轄小学校・幼稚園の人事・財務管理、カリキュラム管理、小学校卒業試験や学期・学年末試験の総括、教員研修の企画・運営等を行っている。同視学官事務所は、アラダ市内の小学校175校(公立110校、私立65校)、幼稚園42園(公立32園、私立10園)を管轄している。年間予算は約320万円である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ベナン幼児教育の現場では、教員の知識や経験不足等の理由から、幼児の成長と発達に応じた興味・関心を引き出し、想像力や発想力を伸ばすといった教育支援があまり浸透していない。配属先所在のアラダ市には、ベナン国内で唯一の幼児教育教員の養成校が設置されるが、学生達の実践的な指導力の育成を課題とし、特に情操教育科目の実技指導の強化をねらい、JICAの幼児教育隊員2代を配属してきた。このような背景から、配属先は現場の幼稚園の教員にも同様の支援のアプローチを期待し今回の要請を求めている。今後、同養成校が要請する幼児教育隊員とも連携し、現任の教員や生徒への研修会の実施等も期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者への相談の下、市内の幼稚園を巡回し、状況把握の上で以下可能な活動から試み、活動を展開する。
1.市内の幼稚園現場や教員による教育支援の状況を把握するとともに、現場の課題やニーズを確認する。
2.幼稚園現場に現存する道具や身の回りの物を活用した図工や創作活動を教員に提案し協働で行う。
3.園児が楽しみながら体を動かすことが出来るコミュニケーション遊び、リズム遊び等を教員に提案し協働で行う。
4.園児の想像力や発想力を伸ばす手遊び歌や模倣遊び、劇等のアイディアを教員に提案し協働で行う。
5.幼児教育教員養成校が要請する隊員(予定)と連携し、現場で行った活動やアイデア等を現場の教員や生徒に共有する研修を企画・実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし(任地や現場にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚(人数等に変動あり):
視学官長1名(50代)、教育指導主事4名(40-50代) 経験年数17‐20年
他スタッフ(秘書、会計担当、運転手等)
活動対象者:
配属先管轄幼稚園の園長、教員、園児
アラダ幼児教育教員養成学校の教員、生徒等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士)
[性別]:(女性) 備考:配属先からの希望
[学歴]:(大卒)教育学 備考:教員等にも指導するため
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:教員や園児に指導するため
(教員経験)2年以上 備考:視学官事務所への配属となるため
[参考情報]:
・保育士(幼児経験あり)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要となる。住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用厳禁。よって主な移動手段は、徒歩、自転車あるいは、四輪タクシーとなる。