要請番号(JL56022B15)
募集終了
2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ポマセ保健センター
3)任地( アトランティック県ポマセ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ポマセ保健センターは、ベナン南部のアトランティック県ポマセ市(人口約80,000人)に1978年に設置された市レベルの一次医療機関でる。市内10ヶ所の区レベルの保健センターを管轄し、診療科(内科・外科)、産科、検査室、入院棟(産前・産後用)、薬局を有し、医師、助産師、看護師、検査技師等が在籍している。同保健センターでの月平均の診察は一般300件、産科健診35件、分娩30件、予防接種200件、家族計画の相談は20件となっている。年間予算は約400万円で、他国や他国際機関等からの援助はない。2020年3月の新型コロナの感染拡大による隊員の帰国まで、2018-4次隊の助産師隊員が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先のポマセ保健センターでは、慢性的な人手不足、予算不足といった要因もあり、診察や予防接種等の通常業務への対応に注力し、業務環境の改善(カルテや予防接種記録の整理等)やセンターに来訪する母子等利用者への必要な指導、地域での啓発が十分に行えていないことが課題となっている。また地域には、薬草等を用いた伝統的医療が未だ根付いており、近代医療に頼らず保健センターと距離を置く住民も少なくない。このような状況の中、隊員には予防接種や産前健診等の受診率向上、保健衛生や感染症の予防、栄養改善等に係る啓発、また、5Sによる同センターの業務環境の改善支援等が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先長への相談の下、配属先及び活動先の双方関係者とコミュニケーションを図りながら、以下の活動を試みる。
1.配属先の課題やニーズを把握し、同僚と協力して5Sなどを活用し業務改善を図るとともに、利用者への健康教育を行う。
2.配属先管轄下の地域の保健センターに赴き各種状況を把握するとともに、保健衛生、感染症等予防対策、栄養改善、健診や予防接種の促進等の啓発を行う。
3.地域の小・中学校に赴き、各種状況を把握するとともに、学校保健に関わる啓発(感染症予防対策等)やアクティヴィティ(手洗い・歯磨き等)を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし (任地や現場にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚(人数等には変動あり):
センター長・医師1名(男性40代)
助産師(女性40代)、看護師(女性30‐40代)、看護助手(30‐40代) 等
活動対象者:
各保健センターの同僚及び利用者
小中学校の校長、教員、児童・生徒
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:複数の関係者間での調整が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
任地手前の約15kmは未舗装で村に近い環境である。停電や断水があるため状況に応じた工夫が必要。住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用厳禁。主な移動手段は、徒歩、自転車、四輪タクシーとなる。、新型コロナの感染状況に応じて、健康管理と感染予防対策は自己の責任との心積もりが必要である。