要請番号(JL56022B20)
募集終了
2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
コメ地域保健局
3)任地( モノ県コメ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 1.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
コメ地域保健局は、ベナン西部のモノ県コメ市(人口約100,400人)に位置し、地域病院(1施設),市レベルの保健センター(4施設)、区レベル保健センター(25施設)を管轄する地域保健局である。2005年に設立され、同保健局の敷地内には上記地域病院が設置されている。同局は地域全体の医療・保健計画の立案、サービス体制の強化、統計データの集計・分析、モニタリング等を行っている。スタッフの総数は330名(敷地内の地域病院のスタッフも含む)、年間予算は約8,000万円である。新型コロナの感染拡大の影響でベナンの全隊員が退避一時帰国となったが、2020年3月まで同配属先で保健師隊員1名が活動していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では管轄地域全体の保健・衛生状況の改善を目指して、各種疾病の予防啓発、栄養指導、学校保健等に取り組みつつあるものの、効果的な実施には至っていない。地域での主な疾病は、マラリア、胃腸系のトラブル、皮膚や呼吸器の疾患等で、これらの予防啓発を推進したいと考えるが、人手や予算の不足も影響し具体的な対策は講じられていない。また、地域には薬草等を用いた伝統的医療が未だ根付いており、医療機関で受診しない住民も少なくない。このような背景において、前代の配属先長はJICA実施の研修の参加経験者で、JICAの取り組みを理解し、隊員による草の根の活動にも期待を持ち前任の要請に至った。新しい長も継続しての支援を希望している。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先長への相談の下、配属先及び活動先の双方関係者とコミュニケーションを図りながら、以下の活動を試みる。
1.配属先による地域保健の取り組みとともに、その管轄にある地域病院や保健センターの業務やサービスの状況等を見ながら全体像を把握し、地域保健における課題やニーズについて概要を整理する。
2.戸別訪問やアンケート、予防接種等の機会を通じて、地域住民の生活様式、衛生や健康状態等を把握し、疾病予防に有効な対策を検討する。
3.活動のターゲット(活動場所や対象者)を選び、対象者に有効で効果的な方法を検討し啓発活動を行う(保健衛生、感染症予防対策、栄養改善、健診や予防接種の促進等)。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし(任地や現場にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚(人数等に変動あり):
医療コーディネーター1名(医師・男性40代)、看護師長1名、看護師、助産師、地域保健担当、社会福祉担当、疫学担当、啓発担当、IT担当、統計担当、衛生担当、整備士、運転手他(男女・20-50代)
活動対象者:配属先、他保健センターの同僚及び利用者、地域住民
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(保健師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:複数の関係者間での調整が必要
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用厳禁。よって主な移動手段は、徒歩、自転車あるいは、四輪タクシーとなる。、コロナの感染状況に応じて、健康管理と感染予防対策は自己の責任との心積もりが必要である。