要請番号(JL56022B22)
募集終了
2代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ジェベ保健センター
3)任地( ズー県アボメ市ジェベ区 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 2.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ジェベ保健センターは、ベナン南部ズー県アボメ市内の区レベルの一次医療機関である。同センターに医師は配置されないが、市レベルの保健センターの医師が同センターの対応を兼轄する。同センターは区内7ヶ村(人口約40,000人)を管轄する。看護師、助産師、薬剤師等が在籍し、月平均400件の診察を行う他、妊婦健診約100件、分娩約60件、予防接種約500件(週3回)に対応している。過去にユニセフの支援で地域の保健ボランティアへの研修と地域住民への啓発活動を行ったが、現在は他国際組織等からの援助はない。同センターには2019年度1次隊で看護師隊員1名が活動していたが、コロナ禍による隊員の一斉帰国後協力は中断していた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先では母子保健サービスの改善、保健人材の質の向上などが課題となっているが、慢性的な人手不足や予算不足も影響し、各種診察や予防接種対応などの基本業務に時間と労力を費やす状況である。よって現状では、同センターの利用者や地域住民への保健衛生や栄養改善、感染症予防対策等の啓発などは十分に行うことが出来ていない。そのような中、同センターでの業務の効率化や利用者や地域住民への啓発活動においてJICA隊員への貢献が期待されている。地域には薬草を用いた伝統医療も根付いており、そうした背景を理解しながら、傷病発生時の適切な対応等の知識を浸透させることも必要となる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先長との協議の下、配属先スタッフや地域住民とコミュニケーションを図りながら、以下の活動に取り組む。
1.配属先の各種状況を把握するとともに、同センターやスタッフの課題やニーズに応じた対応を相談し、検討しながら業務の効率化と改善を図る(5Sの導入によるカルテや予防接種記録の管理など)。
2.地域住民の生活背景や形態を把握し理解しながら、地域住民や同センターの利用者に必要な知識(保健衛生、感染症予防対策、栄養改善、健診や予防接種の促進等)を見極め、理解につながる啓発を試みる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし(任地や現場にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚(人数等に変動あり):
看護師長(女性40代)、看護師3名、助産師2名、看護助手6名
薬局担当2名他(男女30‐50代)
活動対象者:
保健センターの同僚、及びセンターの利用者や地域住民
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:妊婦への啓発を含むため
[学歴]:(高卒) 備考:基本的な知識が必要
[経験]:(実務経験) 備考:複数の関係者間での調整が必要
(指導経験) 備考:啓発活動等が期待されるため
[汎用経験]:
・衛生啓発や健康管理の知識や経験
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要となる。住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用厳禁。よって主な移動手段は、徒歩、自転車あるいは四輪タクシーとなる。新型コロナの感染状況に応じて、健康管理と感染予防対策は自己の責任との心積もりが必要である