2023年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL56023A05)
募集終了

国名
ベナン
職種コード 職種
H133 感染症・エイズ対策
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

ラロ保健センター

3)任地( クフォ県ラロ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

ベナン西部のクフォ県ラロ市に設置される市レベルの一次医療機関である。市の人口は約12万人で、13の区保健センターを管轄する。診療科、産科(分娩施設あり)、検査室、薬局、及び入院等を有し、医師、助産師、看護師技師や看護助手などのスタッフが在籍している。月間の診察は約500件、妊婦健診約200件、分娩約30件、予防接種約100件に対応する。また、ブルーリ潰瘍の集中治療施設でもあり、子供を含めた長期入院患者に対応する。

【要請概要】

1)要請理由・背景

任地は村落部に位置し、地域では薬草等を用いた伝統医療が根付き、医療機関を受診しない住民も存在する。疾病や感染症予防に必要な基礎的知識が住民に浸透していないため、村の保健ボランティアと連携し住民への啓発活動を行うが効果的な実施に至っていない。また、妊婦健診や乳児の予防接種時に蚊帳の配布を行うが、使用状況のモニタリング等は行われていない。隊員には本背景を理解し、重篤化する前の医療機関受診の推奨やマラリア等感染症の予防啓発への支援が期待される。2015-2017年にコミュニティ開発隊員が、配属先や地域の取り組み、住民の健康状態等の把握を行い、水の管理に係る衛生啓発や長期入院患者(主に子供)へのケア等を行った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先関係者への相談の下、保健センターと訪問可能な地域において、以下の活動を行う。
1.地域の伝統的医療を理解し、住民の生活様式や健康状態を把握する。
2.地域住民に重症化する前の受診の必要性について有効な啓発方法を模索し試みる。
3.予防接種や妊婦健診で来訪する母親や地域住民に対し、基礎衛生やマラリア等感染症予防について啓発を行う。
4.保健センターの業務改善(カルテや予防接種記録の適切な管理等)を提案し、可能な支援を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

特になし。

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚(人数等に変動あり):
医師(男性30代)、看護師4名(男女30~40代)、助産師1名、看護助手7名(男女30-50代)等計18名
活動対象者:来院・入院患者、地域住民、村の保健ボランティア

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

その他

7)選考指定言語

英語(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(大卒) 備考:基礎的学力と基本的な経験が必要

[経験]:(    ) 備考:

[汎用経験]:

 ・地域社会を対象とする活動の経験

 ・衛生啓発や健康管理の知識や経験

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

住民の移動手段はバイクタクシーであるが、隊員は安全上の観点から利用禁止(徒歩、あるいは申請・承認による自転車、四輪車両を利用)。停電や断水があるため、状況に応じた工夫が必要。任地では、フランス語の他、現地語が使われるため、赴任後に現地語学訓練を実施予定である。