要請番号(JL56025A11)


・2026/1 ・2026/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
サヴェ保健センター
3)任地( コリンヌ県サヴェ市 ) JICA事務所の所在地( コトヌー )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
サヴェ保健センターは、ベナン中部のコリンヌ県サヴェ市(約8.7万人)に設置される一次医療機関で、サヴェ市内の計8地区を管轄している。同センター内には、診療科、産科(分娩施設あり)、ワクチン接種科、検査室、薬局等を有し、医師、助産師、看護師、看護助手、技師等のスタッフが勤務する。毎月平均、診察約500件、妊婦健診約250件、分娩約40件等に対応している。年間予算は約1,500万円。本配属先には過去に看護師隊員が1名派遣された(2016年まで活動)。
【要請概要】
1)要請理由・背景
サヴェ保健センターは施設・設備・機材の老朽化とともに、スタッフ数が不足するため兼務が多く、日々の診察や検査、予防接種や分娩等の対応に時間を要し、通常業務以上の何かに着手することが難しい状況である。現状、業務環境の整備や改善、妊産婦等への指導、各種啓発等に至らないものの、今後、少人数体制であっても、同センターの保健サービスを少しずつ改善させることを課題とし、この度、隊員派遣による支援が求められた。本要請は、サヴェ市と隣接するウェッセ市の保健ゾーンの責任者である医師コーディネーターによるものである。
2)予定されている活動内容(以下を踏まえ、隊員の経験をもとに関係者と協議して計画を立て、柔軟に内容を変更しながら活動を進めます)
配属先長や同僚への相談、コミュニケーションの下、以下のような活動を行う。
1.同僚の日常業務をサポートする中で、保健センターの業務やサービスにおける課題やニーズの現状を確認する。
2.同センターの業務環境において改善できる点やアイデアがあれば提案し、同僚と共に行う(5S等)。
3.同センターの利用者(妊産婦や家族他)の栄養改善、保健衛生、感染症予防等について、同僚への相談、協力のもと啓発を行う。
4.可能であれば、地域の保健ボランティアと連携しながら同センターが管轄する地域に赴き、住民の生活状況を確認するとともに、必要な啓発活動を行う(配属先長等の了承が得られるなら、地域の小・中学校での啓発も検討)。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし(現地にあるものを工夫して活用)
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚(人数等には変動あり):
医師、看護師、助産師、検査技師、会計等、計36名(男女・25‐55代)
活動対象者:
保健センターの同僚・利用者、地域住民、村の保健ボランティア
小中学校の校長、教員、児童・生徒
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
(助産師)
[性別]:(女性) 備考:母子保健に対応するため
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:保健の現場で活動するため
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・衛生啓発や健康管理の知識や経験
・食生活改善や栄養に関する知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(25~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
不定期で停電や断水が発生するため、状況に応じた工夫が必要となる。住民の移動手段はバイクタクシーであるが、JICAの隊員は安全管理上、バイク・三輪タクシーともに利用禁止。隊員の移動手段は、徒歩・自転車(地方都市限定)・四輪車両(タクシー等)となる。