要請番号(JL56922B11)
募集終了
・2023/3 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・村落開発省
2)配属機関名(日本語)
州農業高等学校エボロワ校
3)任地( 南部州ムビラ県エボロワ市 ) JICA事務所の所在地( ヤウンデ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
農業・村落開発省が管轄する農業、地域開発の学校は全国に18校あり、そのうち農業学校(CRA)は同校を含めて3校ある。2年間のコースでバカロレア取得者100名、同等の認定者50名が毎年入学している。政府予算は止まっており、生徒が納める学費で運営している。
卒業後は主に公務員として同省管轄の農業・村落開発事務所、農業指導員支所、コミュニティ教育・開発センター(CEAC)のスタッフ、あるいは民間コンサルタントや農業経営者となる。
また、既に働いている人向けの短期間技術セミナーも開催している。
農業・農村開発省では、JICA技術協力プロジェクト「稲作振興プロジェクト(PRODERIP)」が進行中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
生徒は2年間、農業従事者に対する技術的なアドバスを行うために必要な知識の習得と学外研修や圃場での実践作業を通じて農業関連の技術を習得する。栽培技術だけでなく、食品加工など、農業生産から加工までの一連のプロセスを学ぶことができるようになっている。おもな作物は、トマト、バナナ、ピーマン、マニョック(キャッサバ)、カカオなどである。
家庭の生ごみなど有機材料を用いてコンポスト作りをしているが、周囲の理解が進まない状況にある。コンポスト作り、病害虫対策への取り組み、南部州ではビニールハウスはほぼ存在しないため、導入した際に必要な生産技術が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
教員と共に生徒に対して以下の協力を行う。
・家庭の生ごみなど現地で手に入る材料を用いたボカシ肥料作り
・現地で入手可能な効果的な病害虫対策
・プロトタイプのビニールハウスの製作とハウス内での農産物の生産指導
・学内の起業化支援室と協力して営農などの勉強会の開催
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
トラクター2台、その他機材はない。敷地内の各所で野菜栽培用圃場、7km離れたところに20ヘクタールの実習圃場あり。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:ディレクター60代男性、教務主任38才、農学大卒
活動対象者: 教師、大卒
生徒 300名
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(大卒)農学系 備考:理論に基づく指導のため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:圃場での指導のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
同じ配属先の隊員と協働あり。
学内でカカオ生産に力を入れており、フランスの資金援助でチョコレート加工の機材を導入。カカオの収穫からチョコレート、化粧品(オイル、石鹸など)の製造の学習も行っている。