要請番号(JL60319B03)
募集終了
5代目
・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ディキル保健センター
3)任地( ディキル市 ) JICA事務所の所在地( ジブチ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 35.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先となる保健センターは、ディキル州の8ヶ所のヘルスポストを管轄する州リファラル病院である。一般診療科、救急診療科、産婦人科、小児科、栄養失調児治療科、結核予防センター(地域の公衆衛生活動や啓発活動)、眼科、調理科の診療科等を備え、入院病棟には一般患者ベット37床、結核患者用ベッド29床、小児科病棟に16床が設置されている。これまで、コミュニティ開発、保健師、看護師の隊員が派遣され、2019年1月から看護師隊員が活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
ディキル州はジブチ国内で最も面積が大きい州であり、医療においては都市部と村落部の格差拡大の課題を抱えている。栄養不良や下痢、呼吸器感染症などの予防可能な疾病が多く、基礎的な保健知識が浸透していない状況である。また、高血圧や糖尿病、心臓病などの慢性疾患の患者も多く、生活習慣病予防のための啓発活動が必要となっている。これまでの隊員は、栄養不良の改善やより衛生的な生活のために、母親や子ども中心とした地域住民への啓発活動を行うとともに、村落部への巡回診療などを行った。また栄養改善を目的とし、センター敷地内の菜園でのモリンガ栽培を試みた。センターの運営体制を強化するための支援も求められていることから、保健の専門知識に加え、組織運営にも関心を持つ隊員が求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先同僚との協働により、以下の活動を行う。
1.患者や地域住民の栄養や衛生に関わる意識や知識を高め、疾病予防を習慣づけることを目指して保健指導や啓発内容を検討し、実施する
2.配属先センターを利用する患者の栄養改善のため、センター敷地内で野菜やモリンガを栽培し病院食に取り入れるとともに、活動継続のための体制を整える。
3. 5Sなどを取り入れながら、配属先組織の業務運営やサービス改善を試みる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
・事務机・病院内敷地など
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:センター長(医師30代男性)・医師(20~30代男性2名)・看護師長(40代男性1名)・看護師(20~50代19名、内女性1名)臨床検査技師(男性3名)・放射線技師(男性2名)
活動対象者:来院患者(特に栄養不良母子)・地域住民(特に母親や子ども)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒)保健医療 備考:専門知識が必要であるため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:組織改善も求められるため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(22~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・電気・水公社レベルの停電も発生するが(月1~2回短時間)、政府提供住宅も含め、一般住居の水道設備の老朽化が原因で、給水に不具合が生じることが多い(月に1~2回)。
・ジブチでは、6~8月は最高気温45度以上を記録することがある。
・政府提供住居等の確保状況により、同性間で同居の可能性あり。