要請番号(JL60319B10)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
外務・国際協力省
2)配属機関名(日本語)
ジブチ女性連合
3)任地( ジブチ市 ) JICA事務所の所在地( ジブチ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
貧困削減対策の一環として女性の地位向上を目指して創設された組織で、女性のための3年制の職業訓練学校を運営している。生徒の大半は中学へ進学できない女児で、識字教育と家政(裁縫・刺繍、料理)の研修コースがある。実習の成果品である手工芸品などを様々な機会に展示・販売する活動も行っている。敷地内には、2年制の保育園や女性が家庭内暴力などの被害にあった場合に相談できる部署も設置されている。現在、教育省から出向している女性職員が職業訓練校と保育園の長を兼任している。配属先へは、初代・婦人子供服隊員、2代目・服飾隊員(任期は2020年6月まで)が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
上記の職業訓練学校では、女性が識字教育を受け、裁縫や料理の技術の習得により、就職や収入獲得の機会を得たり、生活改善に役立てたりすることを目指している。裁縫・刺繍コースについては「生徒数に対する教員数の不足」、「1教室で複数のクラスの研修を実施」、「故障のため使用できるミシンの台数が限られる」など、研修体制や環境条件に多数課題がある。教員は中国での技術研修の経験があり、ある程度の技術を有するが、配属先としては教員の技術補完や指導能力の向上を望んでいる。初代・婦人子供服隊員は、裁縫コースで生徒への指導を行いながら、ファッションショーを企画・実施することで生徒だけでなく教員のモチベーションや目的意識の向上を図った。2代目服飾隊員は授業内容の改善とともに、教員の指導能力強化に取り組んでいる。このような背景から、服飾隊員による支援継続により、活動成果の定着が期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
裁縫・刺繍コースの研修の質の向上をめざし、配属先研修担当者や教員達との協働で以下の支援活動等を実施する。
1.生徒が目的意識を持ち、主体的に技術を身に付けることができる研修を工夫し、その実践と定着を支援する。
2.販売用製品の考案や製作などを通し、需要に合った製品や完成度の高い製品作りを意識した技術の向上を図る。
3.女性の収入創出を目的に、手工芸品等の製作・販売支援を行う他の隊員や他団体と連携し、定期的な展示販売の機会を調整し、実施を試みる。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
・足踏みミシン10台・工業用ミシン4台・アイロン2台・裁縫道具一式複数
4)配属先同僚及び活動対象者
・職業訓練校校長:女性50歳代)
・縫製教員(女性2名30歳代)
・刺繍教員(女性1名30歳代)
・生徒(女性約150名15~20歳代後半)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
フランス語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:支援対象者が女性
[学歴]:(専門学校卒) 備考:教員への助言が必要
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(22~39℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・政府住宅を含めた住居の電気・水道設備の老朽化による不具合の発生(月1~2回)。
・6~8月は最高気温45度以上を記録することがある。
・政府居等の確保状況により同性間で同居の可能性あり。