要請番号(JL61822A07)
募集終了
2代目
・2023/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育省
2)配属機関名(日本語)
アンブジャチム郡学区事務所
3)任地( アナラマンガ県アンブジャチム郡アンブジャチム市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 0.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、国民教育省の出先機関であり、アナラマンガ県教育事務所(DREN)の傘下のもと、郡内の教育行政を統括する学区事務所(CISCO)である。総務、プログラム担当、基礎教育、幼児教育、ノンフォーマル教育課等の部署があり、郡内の小学校231 校(うち94校に幼稚園が併設されている)、中学校25校、高校9校と私立校を管轄している。同県は、2016年からJICA技術協力プロジェクト「みんなの学校:住民参加による教育開発プロジェクト」の対象地域となっており、同配属先においては20の幼稚園がプロジェクトにより開園した。前任者の他、青少年活動(2名)、小学校教育(1名)の隊員の受入実績あり。
【要請概要】
1)要請理由・背景
教育省は教育分野の開発計画(PSE 2018-2022)において、アクセスの向上、教育の質の改善、ガバナンス強化を柱に政策を進めているが、幼児教育の純就学率は4割以下である。また、近年幼稚園教諭になるための教員養成プログラムが開始されたが、現状は、コミュニティが雇用する、中学卒業相当の応募条件で、10日間の研修を受講したのみの無資格教員(FRAM教員)が約9割を占めており、幼児教育の専門知識を有した教員不足が課題である。そのため、現場で一緒に活動しながら教員の指導力向上に貢献できる本要請に至った。前任者は、郡内の幼稚園を巡回し、遊びや歌などのアクティビティを紹介しており、配属先からは継続した支援の要望が挙げられている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先と相談して巡回(公共交通機関や自転車を利用可)する幼稚園をいくつか選定し、現地の幼稚園教諭と協力しながら以下の活動を行う。
1.遊びを通し、園児の情操を育むアクティビティを同僚に紹介、実践する。
2.現地で入手可能な材料を使用した教材の紹介や作成支援を行う。
3.既存の教員研修の活用や、授業研究や勉強会を企画し、遊びを通じて学ぶことの大切さや情操教育の重要性を伝え、教員の質の向上に貢献する可能な支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先の机・椅子。過去の隊員が作成した、手洗い・栄養啓発の教材やDVDを利用することができる。授業実施に関しては基本的に任地にあるものを工夫して使用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:学区事務所長(男性・40代)、就学前教育担当者(女性・30代・みんなの学校プロジェクト担当者)、各課の職員、秘書等の職員(40-50名程度)
活動対象者:各幼稚園の教員、園児(4~5歳程度)、保護者等、1クラスは30~40名程度。
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(幼稚園教諭)
(保育士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:教員へのアドバイスが必要なため
[参考情報]:
・保育士(幼児経験あり)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。