2022年度 秋 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61822B04)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
G182 小学校教育
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

国民教育省

2)配属機関名(日本語)

県立ベナサンジャチャ教員養成校

3)任地( アナラマンガ県アチムンジャヌ郡フェヌアリブ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 1.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

配属先は国立教授法研修研究所の管轄の下、1962年に創設された県立の教員養成校で、幼稚園教員コース(学生数40名)、小学校教員コース(同110名)、指導主事コース(同86名)が設置されている。幼稚園教員コース、小学校教員コースは2年課程で、各教科や教育学、児童心理学といった講義と、実地での教育実習を交互に実施しながら、教員となる人材を育成している。指導主事コースは2年8ヵ月課程で、郡学区事務所等に務める公務員が指導主事の資格を得るために通う。配属先では他に、教員資格を有していないコミュニティ教員(FRAM教員)への研修も行っている。2009年にJICA海外協力隊員(旧小学校教諭)が派遣された。

【要請概要】

1)要請理由・背景

国民教育省は教育分野の開発計画(PSE 2018-2022)において、アクセスの向上、教育の質の改善、ガバナンス強化を柱に政策を進めており、就学率は改善傾向にあるものの都市部と農村部の格差が大きく、初等教育の修了率は約6割と課題は多い。また、コミュニティが雇用する、教員養成課程を経ていない無資格のコミュニティ教員(FRAM教員)が6割以上を占めており、教員の質も大きな課題の一つである。教員養成を行っている配属先では、特に算数、工作、環境教育等に関するアイディアに乏しく、学生に対する授業の質向上に貢献できる隊員を求めており、本要請に至った。また近隣の小学校を巡回し、現地の教員に対する授業の質向上支援や教育実習に出ている学生を支援することも期待されている。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先関係者と協力し、以下の活動を行う。
1. 小学校教員コースにて、算数の授業を観察して改善点を見つけ、アイディアの提案や、児童の学習を効果的に進めるための補助教材開発の支援を行う。
2. 幼稚園教員コースにて、現地で入手可能な材料を用いた工作、教材作成の支援や、遊びを通して情操を育むアクティビティの紹介を行う。
3. 近隣の小学校を巡回し、授業の質向上に向けたアイディアの提案や、簡単にできる工作やアクティビティの紹介を行う。
4. 配属先や近隣小学校にて、ごみ問題や森林破壊といった環境問題の改善に向けた啓発を行う。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先の机、椅子。過去の隊員が作成した算数の教員ガイド、衛生啓発教材等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚: 配属先長(40代男性)、講師54名、総務職員12名

活動対象者: 配属先に通う学生(高卒以上、20-30代)、1クラス最大40名程度。近隣小学校の児童・教員など

5)活動使用言語

マダガスカル語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

英語(レベル:B)又はフランス語(レベル:C)

【資格条件等】

[免許]:(小学校教諭)

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員養成に係る活動のため

[参考情報]:

 ・幼児教育の知識・経験があるとなおよい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(熱帯夏季少雨気候) 気温:(5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・2023年10月に当国大統領選が予定されており、2023-3次隊の出発時期は、遅れる可能性あり。