要請番号(JL61822B06)
募集終了
3代目
・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育省
2)配属機関名(日本語)
ベタフ郡学区事務所
3)任地( ヴァキナンカラチャ県ベタフ郡ベタフ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、国民教育省の出先機関で、ヴァキナンカラチャ県教育事務所(DREN)の傘下のもと、郡内の教育行政を統括する学区事務所(CISCO)である。総務系、インフラ管理、授業計画、研修等の9部署があり、郡内16の地区に教育事務所(ZAP)を設置し、小学校253校、中学校20校、高校6校を管轄している。年間予算は約400万円。同県は、JICA技術協力プロジェクト「みんなの学校:住民参加による教育開発プロジェクト」の対象県となっている。現在、本要請の前任にあたるJICA海外協力隊員(青少年活動)が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
国民教育省は教育分野の開発計画(PSE 2018-2022)において、アクセスの向上、教育の質の改善、ガバナンス強化を柱に政策を進めており、就学率は改善傾向にあるものの都市部と農村部の格差が大きく、初等教育の修了率は約6割と課題は多い。また、コミュニティが雇用する、教員養成課程を経ていない無資格のコミュニティ教員(FRAM教員)が6割以上を占めており、教員の質も大きな課題の一つである。同配属先にはこれまで看護師隊員や青少年活動隊員(前任者)を派遣し、保健衛生教育や、文化推進センター(CLAC)でのアクティビティ、日本文化紹介等を通した地域の余暇活動の活性化に寄与してきた。今後は小学校での授業の質改善も含めた支援の要望があり、本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
現地の小学校やCLAC等を巡回し、自身の得意な分野を活かしながら、以下に挙げるような活動を行う。
1. 現地教員と協力して算数、図工、理科、体育等の教科の指導支援を実施する。
2. 小中学校において、学校環境調査(掃除の実施状況、水場やトイレの有無等)を行い、衛生環境改善に向けたアイディア提案、保健衛生啓発(手洗い、歯磨き、掃除の励行等)、環境教育(ゴミ問題等)を実施する。
3. CLACにおいて、アクティビティの提案やイベントの企画支援、日本文化・遊び紹介等の余暇活動の充実に向けた支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先の空いている机・椅子。過去の隊員が作成した、算数・手洗い・栄養啓発等の教材も利用可。
学校では、黒板とチョークは使用可能だが、その他の教材・教具は、任地にあるものを工夫して活用する。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:
学区事務所長:40代男性
指導主事、プログラム担当、各課の職員、秘書等の常勤職員(10-15名程度)
活動対象者:対象となる各学校長、教員、児童(1クラス
20~60人程度)、地域の青少年
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(指導経験)2年以上 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(1~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・2023年10月に当国大統領選が予定されており、2023-3次隊の出発時期は、遅れる可能性あり。
・県農業・畜産局(活動地はベタフ市)にコミュニティ開発隊員を2022年度春募集で選考中。