要請番号(JL61823A02)
募集終了
4代目
・2024/1 ・2024/2 ・2024/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産・水産省
2)配属機関名(日本語)
アンチラベ農業機械製造・研修センター
3)任地( ヴァキナンカラチャ県アンチラベ郡アンチラベ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農機・農器具の開発や製造、それらの普及促進事業、農業機械にかかる研修事業を行っている機関である。2008年に日本の無償資金協力によって、施設の拡張及び機材の整備がなされた。また2020年より実施中のJICA技術協力プロジェクト「コメセクター生産性向上及び産業化促進支援プロジェクト(PAPRIZ)」の実施機関の一つである。同配属先は、農機具や優良種子等の販売収入や研修の受講料に頼る独立採算制となっており、国からの補助金は原則ない。2016年からJICA海外協力隊員が派遣され、現在3代目のコミュニティ開発隊員が活動している。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同国第3の都市と言われる同市は、国内屈指の農業地帯でもあり、稲作、野菜栽培、果樹栽培が行われており、人口の約9割程度が農業従事者である。配属先はコメ及びその他の作物の生産性向上を目指した農業機械化を促進すべく、除草機、脱穀機、唐箕などの手動式農機具を製造し、その利用や販売促進を行うものの、未だ農機具の普及は十分とは言えず、売り上げも低迷している。これまで派遣された隊員(いずれもコミュニティ開発)は、農機具製造職人に向けた販売促進支援や市場調査による販路拡大、農機具のデモンストレーションを実施するなどして普及活動に注力してきたが、より効果的な販売戦略や品質管理のもと普及販売支援を行うことが期待されたため、職種をマーケティングに変更して隊員を要請することとした。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者、PAPRIZプロジェクト関係者等と協力し下記の活動を行う。
1. 農家の生活実態や生産活動の調査・分析を行い、実態を把握する。
2. 市場調査(製造側、利用者側ともに)を行いながら、販売戦略を検討する。
3. 配属先や民間の農機具職人に対し、販路拡大、販売促進、品質管理(チェック体制強化)にかかる支援や啓発を行う。
4. 農機具のデモンストレーションやワークショップなどを開催し、それらの利用の促進・普及を支援する。
2023年度開始のJICA技術協力「市場志向型農業推進プロジェクト」で推奨されるSHEPアプローチも参考にする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先内工場で製造されている各種手動式農機具(除草機、脱穀機、唐箕など)。その他、トラクターなどエンジン付き農業機械および建設機械。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:センター長(男性、60代)、マーケティング課長(男性、30代)研修担当教員(エンジニア5名、技術者6名)、その他職員約80名
活動対象者:農業機械研修参加者(2年もしくは3年生の初期教育:1学年30~50人、農業機械技術者コース:約60人/年)、農機具製造職人、農民
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:活動対象者の多くが男性のため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:経験に基づく助言が求められるため
[汎用経験]:
・農林水産業および関連する加工業の知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(1~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・農家や農機具職人等を対象とした活動となることから、農業の知識があるとよい。