要請番号(JL61823B02)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・畜産省
2)配属機関名(日本語)
スアヴィナンジーナ郡農業・畜産支所
3)任地( イタシ県スアヴィナンジーナ郡スアヴィナンジーナ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( バス で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、農業・畜産省の出先機関で、イタシ県において農業普及・技術指導や村落開発事業を実施している県農業・畜産局傘下にあたる郡レベルの農業・畜産支所である。同県は、マダガスカルの中央高地にある農業の盛んな地域で、任地から約10km離れたアンパリ市には県内有数の卸売市場も存在する。JICAは、2008年から生活改善の取り組みを支援しており、現在、農業開発セクターでは技術協力プロジェクト「コメセクター生産性向上及び産業化促進支援プロジェクト(PAPRIZ)」(2020~2026)、「食と栄養改善プロジェクト」(2019~2024)を実施中である。配属先には、PAPRIZの研修を受けた農民トレーナーも配置されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同地域は、土壌が豊かで米や野菜などの農作物の生産性も高いが、自家消費に留まる家庭が多く十分な現金収入につながっていない。また、インフラも十分に整っていない地域も多く、住民の生活水準は低いままである。配属先は、これらの課題に対して日本の農村地域開発手法である「生活改善アプローチ」の有効性を認めており、住民の収入向上や生活環境改善に向けて同アプローチを活用した現場でのきめの細かい支援を求め、JICA海外協力隊(以下、隊員)を要請するに至った。なお、同市に所在するスアヴィナンジーナ高等学院には、2019年から2代にわたり隊員が派遣され大学講師、学生、住民とともに生活改善の取り組みを推進してきたが、さらなる課題解決を目指し、住民生活により介入しやすい同支所へ配属先を変更することとした。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
配属先関係者や農業・開発普及員、地域の農家と協力しながら以下の活動を行う。
1. 住民の生活実態や家計を調査・把握し、ニーズと改善の可能性を探る。
2. 住民のニーズに対して、生活改善や収入創出・向上のためのアイデアを提案し、活動や研修の実施支援を行う。
3. 活動事例等をまとめ、同活動の継続と普及のための体制を整える。
4. 農家や農家グループの収入向上に関する支援(販路拡大、食品加工、収入管理等)を行う。その際、2023年度開始のJICA技術協力「市場志向型農業推進プロジェクト」で推奨されるSHEPアプローチも参考にする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先備品。JICAが作成した生活改善に関するDVD・パンフレット・資料。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 郡農業・畜産支所長(男性・30代)、郡農業担当官4名(PAPRIZトレーナー含む)、郡畜産担当官1名
活動対象者: 地域開発普及員3名(内1名は生活改善プロジェクトで協働実績あり)、地域住民、農家及び農家グループ
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
[汎用経験]:
・地域社会を対象とする活動の経験
・農林水産業および関連する加工業の知識や経験
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~30℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・停電と断水が多く、また、住居階(上階)によって水がでにくいことがあるため、常時貯め水が必要。