要請番号(JL61823B09)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ブエニ県保健局
3)任地( ブエニ県マジュンガ郡マジュンガ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、保健省の出先機関でブエニ県の医療機関全体を統括している保健局である。年間予算は約80万円。特に、県庁所在地のマジュンガ市では、予防接種啓発や栄養改善、家族計画に関する総合事業を実施しており、母子保健に力をいれている。市内には保健局管轄の基礎保健センター(CSB)があり、各センターに医師、看護師、助産師等を配置して、一般検診、妊婦健診、分娩、新生児への予防接種、家族計画を行っている。マジュンガ市は1990年代頃から無償資金協力等、日本と長年協力関係を結んできた市である。また、医療サービスの質の向上を達成する戦略の一つである5S-KAIZENアプローチを導入している都市であり、配属先も同アプローチを取り入れている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
当国の保健医療の現状は出生1000人あたりの新生児死亡が24、5歳未満の乳幼児の死亡は66(UNICEF2021)と深刻な状況である。CSBでは、主に一般診療の他に、母子保健、新生児の予防接種等を行い、地区レベルに配置された保健ボランティアと協働して、母子保健の改善に取り組んでいるが、十分な成果は現れていない。このような状況の改善には、地道な現場での啓発活動が必要であり、特に母子に関するサポートを必要としている。また、医療サービスの質の向上を目的に5S-KAIZENアプローチの強化も求められている。2020年のパンデミックまで医療系隊員が、マジュンガ市内と郊外の地域で別々に活動していたが、より効果的な地域の医療サービスの底上げを目指し、当地域全体を管轄する保健局から要請を受けた。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
各基礎保健センター関係者、地区の保健ボランティアと協力しながら、以下の活動を行う。
1. 基礎保健センターを訪れる妊婦への保健衛生啓発活動(予防接種、栄養改善、家族計画)の実施
2. 保健ボランティアとともに担当地域を巡回し、地域住民へ保健衛生啓発活動や、乳幼児の体重測定を実施
3. 感染症や疾病予防啓発(性教育、若年妊娠予防、手洗い指導)の実施
4. 業務効率向上・職場環境向上など全体的な医療サービスの向上を目的とした5S-KAIZEN活動の推進
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先備品。JICAが作成した栄養改善や保健衛生に関する啓発用教材。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 保健局長(医師、50代女性)、他医療系職員4名(医師、看護師、助産師)、その他の職員30名
基礎保健センター関係者(医師、助産師、看護師、保健ボランティア)
活動対象者 : 地域住民、妊婦・母子
※保健ボランティアとは、住民から選出されセンターの活動をサポートする無償のボランティアである。
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(看護師)
(保健師)
[性別]:(女性) 備考:妊婦への啓発が含まれるため
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導・アドバイスを行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・安全対策措置上、現在は陸路移動は禁止されており、首都への移動は飛行機移動のみの予定。
・身体への侵襲行為は一切行わない。