要請番号(JL61823B10)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健省
2)配属機関名(日本語)
ペザガ大学病院
3)任地( ブエニ県マジュンガ郡マジュンガ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
同配属先は、1922年に設立された大学総合病院で、マジュンガ郡の住民に対して医療サービスの提供を行っている。国内最大級の敷地面積で約300床あり、ほとんどの専門診療が可能である。同地域唯一の血液バンクや看護学校も併設されている。一般内科では1日50人ほどの診察があり、3室ある手術室は、1日平均3件(小児科・産科除く)の利用がある。小児科では週に2、3回程度アートテラピーも開催されている。救急外来の1日の平均利用は6件程度となっている。このように、多くの住民が同大学病院を利用しており、地域の拠点病院となっている。2020年3月まで、マジュンガ市内の基礎保健センター(CSB)を管轄する郡保健局の配属の看護師隊員が、母子に対する栄養改善講習などを同病院で実施した。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同配属先は、1999年に仏語圏アフリカで初の保健分野の日本人専門家が派遣された病院であり、その後、母子保健や5Sの技術協力、無償資金協力(医療機材、母子保健施設)と展開されたように、日本の協力との関わりが深い病院である。特に、2007年に日本の協力で建設された母子保健施設(CME : Complexe meres enfants)は現在も活発に利用されており、日本でのJICA研修に参加した現地の助産師が、日本の母親学級に感銘を受けて始めた母親学級が現在まで継続されている。しかし、これらの協力は2010年が最後であり、研修を受けた世代は定年を迎えてしまい、若い世代への指導が課題となっている。母親学級をメインに母子保健改善のための各種啓発活動や、病院全体の医療サービス向上のための5Sの強化等を推進することを目的に本要請に至った。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
CMEの助産師、看護師や小児科の担当者等と協力し、以下のような活動を行う。
1. 母親学級(火・木の午後開催、妊娠36週目以降の妊婦は毎週参加)や両親学級で各種啓発活動を支援する(妊婦健診、ワクチン計画、母子手帳活用、家族計画、栄養・衛生啓発等)。
2. CMEや小児科を利用する妊産婦や乳幼児に対し、各種啓発活動を行う。
3. 病院長や事務員と協力して病院全体の5S活動を強化する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先備品、JICAや過去の隊員が作成した栄養改善・保健衛生に関する啓発用教材
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚 : 院長 (小児科医、50代女性)、CMEスタッフ :新生児室医師、看護師長、母親学級担当者、両親学級担当者等(実務は女性のみ)
活動対象者 : CMEの妊産婦や乳幼児、母親学級30名程度、小児科に入院している子供
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導・アドバイスを行うため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(サバナ気候) 気温:(20~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・安全対策措置上、現在は陸路移動は禁止されており、首都への移動は飛行機移動のみの予定。
・身体への侵襲行為は一切行わない。