要請番号(JL61823B14)
募集終了
・2024/2 ・2024/3 ・2025/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
人口・社会保障・女性地位向上省
2)配属機関名(日本語)
アチナナナ県人口・社会保障・女性地位向上局
3)任地( アチナナナ県トアマシナ郡トアマシナ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、人口・社会保障・女性地位向上省の出先機関で、当国第二の都市トアマシナを有するアチナナナ県において、社会的弱者支援や女性の自立支援に関する事業を実施している。同局には、県内で活動するNGOや女性グループの100団体以上が登録している。また、1962年に設立された同局付属の職業訓練施設があり、学校に通えず職に就けない若者や、技術の習得を目指す若者に対して、自動車整備、木工、溶接、洋裁のコース(2,3年制)を開設し、若者の就職支援を行っている。同施設は、資金面での国からの支援はなく、授業料や寄付金を資金として運営されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
配属先は、貧困や家庭の問題で職を得ることができない若者に対して、職業訓練施設で技術指導・就業支援を行っている。同施設では、多くの女性が裁縫を学んでいるが、教材や機材が不足しており、数少ない教師の技術力は高いものとは言えない。学生の中には授業で使用する教材費が捻出できずに退学する生徒も多く、配属先は、教師や生徒への技術指導や洋裁コースで作成された製品の改善指導による運営費補填を目的として、JICA海外協力隊(以下、隊員)を要請するに至った。また、任地には洋裁に取り組む女性グループも多く、教会が運営母体となっている職業訓練校(CCSF:Centre Culturel et Social Filles)も存在する。同校では、技術の習得を目指す地域の女性に対して、手工芸、調理等の指導を行っており、隊員は本校での活動も期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
同僚教師や配属先関係者及び地域の職業訓練校(CCSF)の関係者とともに、以下の活動を行う。
1. 基本的な刺繍、編物、洋裁の授業を行ったり、同僚教師の授業サポートを行う。
2. CCSFの生徒や県内にある洋裁を行っているNGO、女性グループに対して技術支援や商品開発支援を実施する。
3. 同僚教師等の関係者を対象に、勉強会や講習会等を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
電動ミシン、手回しミシン、足踏みミシン
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 配属先長(40代男性)、洋裁コース教師3名(女性)
活動対象者:女子生徒(14~22歳、毎年約100名が入学するが、様々な理由で退学する学生も多い)、CCSF関係者、NGO関係者、女性グループなど
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(女性) 備考:活動対象者が女性のため
[学歴]:(専門学校卒)家政 備考:教師への助言を行うため
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:幅広い手芸の経験や技能が必要
[参考情報]:
・中学等での家政系教諭経験があればなおよい
・大卒が望ましい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・安全対策措置上、首都への移動は飛行機移動のみの予定。
・配属先付属の職業訓練施設や職業訓練校(CCSF)には身体障害(主に聴覚障害)をもった生徒も数名在籍している。