2024年度 春 要望調査票
青年海外協力隊 / 海外協力隊 / 日系社会青年海外協力隊 / 日系社会海外協力隊

要請番号(JL61824A10)
募集終了

国名
マダガスカル
職種コード 職種
H116 病院運営管理
年齢制限
20~45歳のみ
活動形態
個別
区分
新規
派遣期間
2年
派遣隊次
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2

【配属機関概要】

1)受入省庁名(日本語)

保健省

2)配属機関名(日本語)

アンジャインザトゥ大学病院

3)任地( オートマチアチャ県フィアナランツ郡フィアナランツ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 10.0 時間 )

4)配属機関の規模・事業内容

同配属先は、2013年に設立された大学総合病院(産科なし)で、フィアナランツ州の住民を中心に医療サービスの提供を行っている。敷地内には120床あり、看護学校も併設されている。1ヶ月の平均患者数は約1,300人で、手術は約40件実施されているように、地域の拠点病院となっている。特に、専門外科医が多いことが特徴である。年間予算は約4,200万円で、病院に勤務する総関係者は約170名。2023年に締結された無償資金協力「地域中核病院医療機材整備計画」で機材供与先の病院に選定されている他、現院長は2023年12月にJICA本邦研修「病院運営管理」にも参加した。なお、同任地には他の2要請とともに初のJICA海外協力隊(以下、隊員)の派遣となる。

【要請概要】

1)要請理由・背景

当国の保健医療の現状は、新生児の死亡率が24/1000人、乳幼児の死亡率は66/1000人(UNICEF2021)と深刻な状況であり、主要な保健指標の改善は喫緊の課題となっている。そのため、保健省は医療サービスの質の向上を達成する戦略の一つとして、2008年から「5S-KAIZEN-TQM」アプローチを導入し、2018年には5S認証制度を開始し、同配属先は国内で代表的な5Sラベル病院の一つなっている。他方、院内のデジタル化はあまり進んでおらず患者のカルテも手書きであったが、同任地にある国立IT大学の関係者等と連携して、患者の情報管理のためのソフトフェアを開発した。それらの有効活用を含めた院内のデジタル化推進のために、現場で丁寧にフォローできる隊員派遣の要望があり、本要請に至った。

2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)

配属先の関係者や病院に出入りするIT技術者等と協力し、以下のような活動を行う。
1. 患者情報管理のためのソフトウェアの有効活用への助言及びメンテナンスを補助する。
2. 業務効率化、サービスの質の向上を目指し、デジタル化のアイデアを関係者と共有し実行する。
3. 5S活動を強化し、医療サービスの質の向上につなげる。
なお、当国の公立病院で患者情報をデジタル管理するのは初。同病院でうまく活用されれば、他の公立病院への普及も検討されている。

3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

配属先備品。受付や診察室に配置されているパソコン等

4)配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚 : 院長 (外科医、50代女性)、教授3名、専門医10名、一般医師11名、歯科医3名、薬剤師1名、看護師35名、放射線技師5名、麻酔科医6名、事務員約30名等、及び外部のITタスクチーム4名

活動対象者 : 配属先の職員

5)活動使用言語

フランス語

6)生活使用言語

マダガスカル語

7)選考指定言語

言語問わず(レベル:D)

【資格条件等】

[免許]:(    )

[性別]:(    ) 備考:

[学歴]:(    ) 備考:

[経験]:(実務経験)3年以上 備考:指導・アドバイスを行うため

[参考情報]:

 ・病院勤務経験者が望ましい

任地での乗物利用の必要性

不要

【地域概況】

[気候]:(温暖冬季少雨気候) 気温:(5~30℃位)

[通信]:(インターネット可  電話可)

[電気]:(不安定)

[水道]:(不安定)

【特記事項】

・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・同任地には、同募集期で教育分野(小学校教育)と栄養分野(コミュニティ開発)の隊員も募集予定。