要請番号(JL61824A19)
募集終了
4代目
・2024/3 ・2025/1 ・2025/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
人口・社会保障・女性地位向上省
2)配属機関名(日本語)
オーキデブランシュ学園Ⅱトアマシナ校
3)任地( アチナナナ県トアマシナ郡トアマシナ市 ) JICA事務所の所在地( アンタナナリボ市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機 で 約 1.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、1999年にフランスの民間団体等の支援によって設立された、当国第二の都市トアマシナで唯一の知的障害者支援施設である。幼児から成人まで幅広い年齢層の知的障害児・者を受け入れて、自立支援を行っている。資金面での国からの支援はなく、地元企業からの寄付と授業料(約20,000MGA/月)のみで運営しているが、慢性的な予算不足は課題のひとつである。現在は8歳から57歳の知的障害児・者30名を受け入れている。2020年3月、2代目にあたる前任のJICA海外協力隊員(以下、隊員)がパンデミックにより帰国したが、同隊員帰国後の2020年11月には大使館の草の根無償資金協力で新しい校舎が建設された。
【要請概要】
1)要請理由・背景
同校は、知的障害のある児童や青少年等を受け入れ、将来的な自立を目指して、①言語・コミュニケーション、②基礎教育、③日常生活動作(ADL)、④音楽・図画工作の4つの分野の教科・作業学習の支援を行っている。現在、指導員は5名いるが、知的障害者支援についての専門的な教育を受けてはおらず、首都にある姉妹校(オーキデブランシュ学園Ⅰ)での研修や長年の勤務で培った知識と経験をもとに指導を行っている状況である。その中で、言語・コミュニケーションの分野は専門性が高く、現在の指導員の経験では十分な指導が行えていないため、前任の障害児・者支援から職種を変更して、本要請に至った。前任者は学習補助教材の作成や知的障害者への支援方法の共有などを実施し、同校の支援の質の向上に貢献した。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
学園長や指導員と協力しながら、以下の活動を行う(クラスは個々の発達や習熟度にあわせ、4つに分かれている)
1. 指導員と共に、利用者に対し会話、発音等の訓練を実施する(時間割には、月~木まで毎日1~2時間程度、「言語・コミュニケーション」というコマが確保されている)。
2. 言語聴覚訓練に必要な補助教材や指導書の作成を行う。
3. 基礎教育、実践、音楽・図画工作など、同校のカリキュラムの中から実施可能な授業を支援する。
4. 利用者の家族や地域の方々を対象とした、知的障害者の理解促進を目的とした啓発活動等を実施する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先備品(机、椅子、ホワイトボード、知育玩具、絵本等)、過去の隊員が製作した手洗い啓発キット(ダンスDVD、紙芝居)、栄養改善啓発キット等
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚: 学園長(男性)、指導員5名(30代~50代女性)、ボランティア指導員、その他職員数名程度
活動対象者: 知的障害児・者(8歳~57歳)30名(支援の質を確保するために30名を限度としている)。20歳前後が最も多い。
5)活動使用言語
マダガスカル語
6)生活使用言語
マダガスカル語
7)選考指定言語
言語問わず(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(言語聴覚士)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:実際に訓練するため
[参考情報]:
・知的障害者に対する指導経験があるとよい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(15~35℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
・派遣前語学訓練では公文書等で使用されるフランス語、現地語学訓練ではマダガスカル語を学習する(共に公用語)。
・安全対策措置上、首都への移動は飛行機移動のみの予定。
・開校時間は9:00~16:00(月~木)、~13:00(金)。7月と8月は長期夏季休暇となり、地域の福祉施設等で活動する。