【配属機関概要】

3）任地（ イニャンバネ州イニャリメ郡 ） JICA事務所の所在地（ マプト ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 飛行機+ﾊﾞｽ で 約 2.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

イニャンバネ州イニャリメ郡における農業、畜産、林業、漁業などの経済活動の開発を担う郡の出先機関。基本的には農業を中心に、畜産、林業、漁業の各分野を担当する課があり、それぞれの課に所属する普及員、技術者が郡内各地域を巡回し農民、漁民等への指導、支援を行っている。イニャンバネ州では2010年以降にコミュニティ開発、野菜栽培等の隊員派遣を開始し、2013～2020年にかけて同州内6つの郡にある経済活動事務所を対象にグループ派遣を行い、累計20名以上の隊員派遣を行ってきた。最後に本配属先に派遣されていた隊員は養蜂隊員である(2018-2020年)。

【要請概要】

1）要請理由・背景

配属先が管轄するイニャリメ郡では郡人口の90%にあたる農家がキャッサバ、とうもろこし、米などを中心に農業で生計を立てている。配属先の村落開発課に所属する農業普及員が各村落を巡回し、農家の収入向上、作物の品質向上のため農作物の育成法、農薬・肥料の使用法指導、種・農薬・資材の販売などの支援を行っているが、その指導が農民に十分に行き届いていない現状がある。この状況を改善するため、農業技術向上や新規作物の導入及び農産物を加工し付加価値をつけて流通させる等、新規事業の導入支援を行い、現地住民の生活向上を目指すJICA海外協力隊が要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

同僚農業普及員と協力し、以下の活動を行う。※関係者と対話し、必要に応じ柔軟に内容を変更しながら活動する。
1. 農家や小規模事業者を訪問し、データ収集、問題把握をする。
2. 農家の収入向上に資する助言・支援を行う。具体的には農産物加工品(主にフルーツ)の提案、蜂蜜の生産拡大・品質向上、マーケティングの普及・改善などが想定される。
3.(オプションの活動)可能な範囲で稲作栽培の普及・改善にかかる支援を行う。
4.(オプションの活動)可能な範囲で栄養改善の促進など農家のQOL(Quality Of Life)改善にかかる支援を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

簡単な農機具、巡回用車両など

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:配属先長 (40代、男性)
農業普及員95名

活動対象者:農家、漁家など

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・農林水産業および関連する加工業等の経験

　・営業や販促、商品開発の経験

【地域概況】

【特記事項】

村落巡回は徒歩か、配属先車両の使用を想定している。体力がある人材が望ましい。