【配属機関概要】

3）任地（ 北部県ルリンド郡トゥンバ ） JICA事務所の所在地（ キガリ ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

北部県ルリンド郡のトゥンバセクター(行政単位)は、山あいにある人口約2万人の町である。セクター事務所には、市民課、社会福祉課、農業課、教育課などがあり、12名の職員が勤務している。ボランティアが所属する農業課では、農業技官が野菜やコーヒーなどの作物を扱っている。同セクターでは多くのコーヒーが栽培されていて、セクター内に2つあるコーヒー加工処理場で加工がおこなわれているため、主要な換金作物はコーヒーとなっている。また、同セクター内にあるトゥンバ技術専門学校において、2013年から「トゥンバ高等技術専門学校強化支援プロジェクト」が実施されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ルワンダにおいてコーヒー豆は主要換金作物であり、コーヒー豆の収量の向上と品質の改善が求められている。トゥンバセクターでは、コーヒーの栽培が盛んで、コーヒー豆が主要な換金作物である。しかし、コーヒー豆の品質・味に関する知識を持つ生産者は少なく、栽培や加工技術の情報も限られた生産者にしか行き届いていない状況である。また、個人農家が多く、栽培や収穫に関しての知識にもばらつきがある。さらに、農業技官が収量の向上や品質の改善を目指しているが、人手不足や知識不足のため困難な状況である。そのため、農業技官とともに農家に対する栽培のサポートをし、品質・味についての知識を広めることで収量の向上と品質の改善を目指すボランティアが要請された。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

地域の生活の実態を調査する。その上でボランティアの特性に合わせて以下の中から選択して活動を行う。
1.コーヒー農家を訪問し、栽培状況や改善点を把握する。
2.パイロットファームにおけるコーヒー栽培を支援する。
3.コーヒーの収量・品質向上を目指しコーヒー農家へはたらきかける。
4.コーヒーの協働組合の設立をサポートする。
5.セクターの農業技官へ活動報告を随時行う。
6.必要に応じて農業及びコーヒー関連JICA事業との情報共有を行う。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務所(机・椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

セクター事務所職員12名
セクター長 男性 30歳代
セクター農業技官 男性 30歳代
セル(行政単位)農業技官 女性 20歳代
コーヒー加工処理場農業技官 男性3名 女性1名 20-30歳代
コーヒー農家

【資格条件等】

[参考情報]：

　・農村地域の生活改善に関する知識や経験又はコーヒー栽培や加工に関する知識や経験

【地域概況】

【特記事項】

JICAの判断により訓練言語をフランス語に変更する場合があります。
活動場所であるコーヒー畑には蜂がいる可能性があるため、エピペン持参が望ましい。