【配属機関概要】

3）任地（ 東部県ルワマガナ郡キガビロセクター ） JICA事務所の所在地（ キガリ市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ルワンダは5つの県から構成され、ルワマガナ郡は東部県に属している。ルワマガナ郡は14セクター(行政単位)から構成され、面積は約691平方キロメートル、人口は約38万人である。キガビロセクターには人口約45,000人が住み、人口の90%以上が農家である。セクター事務所には教育、農業課など計5部門あり、地域住民の生活支援を行っている。主要作物は米、とうもろこし等である。なお、同セクターでは2014年からJICA技術協力プロジェクト「小規模農家市場志向型農業プロジェクト」が行われた。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ルワンダでは農業が主要産業であり、GDPの約33%、労働人口の約70%が従事している。2014年JICA技術協力プロジェクト「小規模農家市場志向型農業プロジェクト」が実施され、農業協同組合に所属する農家を対象に「栽培技術の向上」「組合運営能力の強化」「市場調査方法の習得」などの支援が行われ、農家の収入向上に取り組んだ。
現在は「天候不順」「限られた農地」「農薬の大切さを農家が理解できておらず、十分な散布ができていない」という課題を抱えており、草の根レベルでの継続した支援が求められ、本要請に至った。また、セクター内の農業協同組合を対象に「組織運営能力の強化」への支援も期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

現状を調査し把握した上で、以下の活動を実施する。
1. 農業協同組合に所属する農家を対象に、主要作物を含む幅広い作物の効率的な栽培方法を巡回指導し、生産性及び収益性の向上を支援する。
2. セクター内に5つある農業協同組合(組合数:米 3、とうもろこし 2(収穫時期には豆の組合になる))からモデルとなる組合を選び、ワークショップの開催等を通じ、リーダーシップの育成、簿記指導等を行い、組合の運営能力強化を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

事務スペース(机、椅子)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:セクタースタッフ10名(農業技官(40代、女性、大卒) 含む)
活動対象者:農業協同組合及び所属する農家

【資格条件等】

[参考情報]：

　・農作業経験3年程度、特に米栽培

　・ファシリテーションの経験

【地域概況】

【特記事項】

活動使用言語は「キニアルワンダ語」であり、赴任後、現地語であるキニアルワンダ語の語学研修を行う。