要請番号(JL64218A15)
募集終了
・2018/3 ・2019/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健・社会活動省
2)配属機関名(日本語)
カフリン保健区
3)任地( カフリン州カフリン県カフリン市 ) JICA事務所の所在地( ダカール市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 5.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
セネガル保健医療の行政区分では、各州に1つの州医務局、各県に1~3か所程の保健区が設けられている。配属先は、カフリン県(人口23万人)内の主要都市カフリン市および周辺村落を管轄し、保健行政全般、診療や予防啓発を幅広く監督する機関である。監督対象として、併設されている保健センター(一般診療、産婦人科、歯科、眼科等)及び主要村落部にある保健ポスト(一般診療、正常分娩、小児の診断等を行う)がある。その他監督下にはないが、保健小屋と呼ばれる軽い怪我の治療や限られた薬剤の処方等を行う医療施設や、地域住民から選出された地域の保健ボランティアへの支援も行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
カフリン州は、セネガルの中でも保健衛生に関し厳しい状況下にある地域の一つである。妊婦検診受診状況、自宅出産、予防接種実施状況、新生児の栄養状態等いずれも状況は厳しい。そのため、母子保健に関する課題への取組みは、配属先の優先課題の一つである。病院内では助産師による妊婦健診、分娩介助等が行われているが、母子と病院とを繋ぐ地域の保健ボランティアが重要な役割を担う。配属先は彼らに対し情報提供や研修等を行っているが、青年海外協力隊(JV)には地域の保健ボランティアがさらに活躍し、母子をはじめとする地域住民が健康な生活を維持できるよう支援することが求められている。なお、同任地に保健分野のボランティアを派遣することは初となる。また同配属先には、保健衛生の視点から村落部の住民の生活向上に取り組む公衆衛生JVも派遣予定であり、JV同士で連携した活動が期待される。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
医療施設内や村落部(JVが移動可能な範囲内の村落)の住民が集まる場所にて、さらには住居を直接訪問し家の中で、地域の保健ボランティアとともに住民の健康状態や生活状況を日々モニタリングしながら、以下の活動を行う。
1.妊婦が妊婦健診に来ない・来なくなる要因や家庭での出産を選択する要因、背景を把握する。そのうえで妊産婦の病院へのアクセス状況改善のための活動を行う。
2.母子の健康に資する知識や習慣を獲得する機会を設ける(健康管理、栄養、母子手帳の活用、家族計画等)
3.身体への侵襲行為に当たらない範囲で、助産師や地域の保健ボランティアの業務を補助しつつ、改善提案をする。
4.地域住民がより健康な生活を送れるように働きかける(例:感染症対策、衛生、栄養改善、院内の環境改善等)
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
聴診器、血圧計など
4)配属先同僚及び活動対象者
保健区長(配属先長:男性)、看護師、助産師、事務職員
各保健ポスト長
地域の保健ボランティア:マトロン(居住地域の妊婦健診や正常分娩介助を行う無資格女性助産師)、ルレ(地域の疾病予防活動を担うボランティア(男女))、バジヌゴッホ(地域の母の意。母子の健康相談、居住地域で啓発を担う女性)等
地域住民
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・身体への侵襲行為はしない。
・住居は、同任地のボランティアと同居になる可能性もある。