要請番号(JL64219B01)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
国民教育省
2)配属機関名(日本語)
カオラック州教員研修センター
3)任地( カオラック州カオラック県カオラック市 ) JICA事務所の所在地( ダカール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
カオラック州の教員養成及び現職教員の研修を担う機関である。教員養成期間は通常9か月(年によって変更する)である。現職教員向けの研修は、夏休み期間中に行われている。市内にはセンターの学生が実習を行う指定小学校(市内4校)があり、そこで、約40日の教育実習が行われる。本センターの年間予算は約140万円であり、2019年は250名の学生が入学予定。学生は大学で学士を取得しているものがほとんどである。卒業後は幼稚園、小学校の教員として務める。同州にある視学官事務所には2017年度3次隊JV1名(小学校教育)が派遣されている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
セネガル政府は国策に掲げていた教育アクセスの改善に取り組み、初等教育就学率は2000年代の60%から比して2010年には90%に達するなど一定の目標を達成した。他方で、急激な就学率の向上に対応するために、教員の養成期間は4年から9カ月に短縮された。こうした背景は教育の質に課題を残す原因にもなっている。児童の最終学年まで修了できる割合は6割程度である。国際学力調査においても周辺国と比して低い結果となっている。
本要請のボランティアは、教員養成課程の実習生に対して算数教育に関する技術的なアドバイスや効果的な教材の提案を行う。また、夏期休暇中に実施される現職教員研修にも参加し、研修のフォローアップを行い、具体物を用いた教授法や学級経営などの知見を共有する。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
カオラック州教員養成センターにおいて、配属先と意見交換しながら下記の活動をする。
1.教員養成課程や指定小学校を視察し、初等算数(特に低学年層)における課題・問題を把握する。
2.算数教育の質の改善に向け、具体物を使った操作活動や効率的な反復計算練習方法を提案する。
3.教育実習先の指定小学校にて学生のフォローアップを行う。
4.夏休み期間中に実施される現職教員対象の研修会に参加し、研修のサポートを行う。
5.活動成果を地域教員向けに共有する研修会を実施する。
要望があれば、音楽、図工、体育などボランティアの得意分野において支援を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先の教室、市内の小学校の教室、校庭
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先: センター長(女性)、職員 合計35名 平均年齢40歳
活動対象者: 教員養成課程学生、現職教員、本センターの管轄する小学校教員および児童
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(小学校教諭)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:教員養成のため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)