要請番号(JL64219B12)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
農業・農村施設省
2)配属機関名(日本語)
農業・農村普及庁落花生盆地南部事務所
3)任地( ファティック州ファティック県フィムラ郡 ) JICA事務所の所在地( ダカール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
本配属先は、1999年に農業技術普及事業を目的に設立された公社の地方事務所の一つで、カオラック州に位置し、ファティック州・カオラック州・カフリン州を管轄している。農業普及員が農村・都市周辺部における、農業・畜産・漁業・水・環境、および農民の収入の改善と貧困対策に関する助言サービスを行っている。農業分野における具体的な取り組みとしては、農家の要望に応じた技術普及、農民組織の能力強化、農業農村発展に向けた支援方法の策定などである。また、配属先長はJICAの本邦研修への参加経験がある。
【要請概要】
1)要請理由・背景
セネガル国において農業は全人口の約70%近くが従事している国の重要な産業であるが、GDPに占める農業生産の割合は約7%と低い。また、農村部での仕事が限られているため、若年層の都市部への流出が顕著であり、国内では、農村部での農業振興や農業人材育成は重要な課題と捉えられている。
本件で派遣される協力隊員は事務所が管轄するエリアの一つであるフィムラ郡において、フィムラに常駐する農業普及員と協力しながら活動する。地元農家への栽培管理などの技術指導や市場を意識した生産にかかる助言をすることで、同地域の農業発展に貢献することが期待されている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
協力隊員は配属先の農業技術普及員とともに以下の活動に取り組む。
1.近隣農家やコミュニティ菜園(フィムラ郡管轄内に2か所のコミュニティ菜園がある)を訪問し、セネガルにおける農法や農家の現状を把握する。
2.1で訪問した農家を対象に野菜栽培の技術指導を行う(土壌の選定、栽培管理など)。※茄子、トマト、レタス、オクラなどを栽培している農家が多い。
3.市場価格調査や栽培時期の指導などを通じ、作物に付加価値を付けて生産、販売する方法を紹介する。
4.配属先事務所を定期的に訪問し、フィムラ郡におけるグッドプラクティスを他地域の農業技術普及員と共有する。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
コミュニティ菜園(2か所、それぞれ約1ha)には井戸あり。
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先長:男性、50代
フィムラ郡管轄の農業技術普及員:男性、30代
コミュニティ菜園を利用する農家:男女10代~60代
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:同僚が男性のため
[学歴]:(専門学校卒)農学系 備考:知識や技術が必要なため
[経験]:( ) 備考:
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
野菜栽培などの農業やそれに類似した知識を学校で学んだことがある者、もしくは2~3年の実務経験がある者