要請番号(JL64219B16)
募集終了
2代目
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
漁業・海洋経済省
2)配属機関名(日本語)
ジョアール市水産支局
3)任地( ティエス州ンブール県ジョアール市 ) JICA事務所の所在地( ダカール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 3.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は漁業統計、漁民指導、水産資源管理、漁船の登録などを行う、水産行政機関で3つの地域を管轄している。配属先長1名と、その他2名のセネガル人ボランティアが勤務している。任地ジョアール市はセネガルの漁業生産量の約7%が水揚げされる、セネガルの中でも水揚げ量が多い地域であり、水揚げ場、魚の燻製をつくる作業場、さらに韓国資本の食品加工工場もある。なお、同配属先には2014年から2016年までコミュニティ開発JV1名が配属されていた。
【要請概要】
1)要請理由・背景
セネガルでは、国民の栄養摂取のうち、動物性タンパク質の約70%を水産物が占めている。年間の漁獲量は約40万トン、約60万人が漁業に従事しており、その内約90%が零細漁業者である。配属先のあるジョアール市は、セレール族やウォロフ族、レブ族やプラール族など複数の民族が定住しており、マリやギニアから出稼ぎで来る人もいる。市内の人口は約40,000人で、ほとんどの家庭が漁業を中心に生活を営んでいる。本配属先は漁業に関して漁獲量等は管理しているが、密漁や違法操業などの問題については把握はしているものの、具体的な対策を講じられていない現状がある。そのため、まずは零細漁民が直面している課題や生活実態などを調査し、調査結果を元に改善策を提案することが求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
本件で派遣される協力隊員は、配属先と協力しながら、以下の活動を行う。
1.漁民との対話、視察を通じ、漁師・仲買人などの漁民組織の仕組みを理解する。
2.仲買人と水揚げ場で働いたり、漁民の家庭訪問を行い、零細漁民の家庭を取り巻く環境や課題を把握する。
3.項目 2を踏まえて生活向上のための改善策を提案する。
4. 零細漁民やその家庭の生活の向上のための提案を配属先および管轄県の水産局や省庁の担当部局に対して行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:支所長(男性:50代)
活動対象者:漁民(配属先長と相談をしながら対象漁民を選定する)
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:(男性) 備考:同僚が男性のため
[学歴]:( ) 備考:地域住民の調査を実施するため
[経験]:( ) 備考:
[参考情報]:
・大卒(社会学・文化人類学など)
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・インターネット・電気・水道などのインフラサービスはあるが、完全ではなく、特に水へのアクセスは悪い地域である。
・住居は、配属先関係者と同居になる可能性もある。