要請番号(JL64219B18)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健・社会活動省
2)配属機関名(日本語)
タンバクンダ保健区
3)任地( タンバクンダ州タンバクンダ県タンバクンダ市 ) JICA事務所の所在地( ダカール市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 8.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
セネガル保健医療の行政区分では、各州に1つの州医務局、各県に1~3か所程の保健区が設けられている。配属先は、タンバクンダ県(人口33万人)内に2つある保健区の一つで、タンバクンダ市内とその周辺村落を管轄し、保健行政全般、診療、予防啓発等を監督する機関である。監督対象として、併設されている保健センター(一般診療、産婦人科、栄養改善、歯科等)及び主要村落部にある保健ポスト(一般診療、正常分娩、小児の診断等を行う)がある。また、保健小屋と呼ばれる、軽い怪我の治療や限られた薬剤の処方等を行う比較的小規模な村落部にもある医療施設や、地域住民から選出された地域保健員への支援も行っている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
タンバクンダ州は自然環境や生活環境、保健衛生等、様々な面でセネガルの中でも特に厳しい状況下にある地域である。
保健衛生に関し、医療機関には一部衛生啓発担当者はいるものの、医者や看護師、助産師等は病院内での診察や業務に追われ、予防接種など一部の機会を除けば、彼らが村落部に足を運ぶ機会は少ない。そのため、地域の保健衛生に関しては、住民から選出され、村落部で活動する地域保健員に期待される役割は大きい。また、住民には自身の努力で衛生的で健康的な生活を送り、病気を予防し、重症化する前に受診するといった基本的な行動や習慣を身につける必要がある。そのため、JVは地域に出向き、配属先や地域のNGO、住民の協力、特に住民から選出された地域保健員との活動を通じて、任地の母親がより健康的な生活を継続し、任地で産まれる子どもが健康に成長できるよう後押しするための活動を行う。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
管轄地域でJVが訪問可能な範囲内にある地区・村落の中から、ターゲット地区・村落を定め、妊婦、乳児とその母親を対象に以下の活動を行う。
1. 同地区・村落内で、住民、特に健康状態や栄養状態に問題を抱える妊婦や母子がいる世帯の生活や置かれている状況を日々観察・調査していく。その過程で、対象者の健康や栄養、さらには生活そのものに関する課題を特定する。
2. 妊婦や母子の健康や栄養状態を改善するために、集団への啓発活動や個々人への働きかけを行う。
3. コミュニティや家庭内において、妊婦や母親が置かれている個々の状況や役割分担、行動、習慣等を踏まえ、医療機関へのアクセスや健康的な生活を妨げている背景や、生活上の負担を改善・緩和するための取り組みを行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:保健区長(配属先長)、看護師、助産師、他スタッフ、各保健ポスト長
活動対象者:妊婦、母子
地域保健員:ルレ(地域の疾病予防活動を担う住民(男女))、バジヌゴッホ(地域の母の意。母子の健康相談、居住地域で啓発を担う女性)、マトロン(居住地域の妊産婦健診や正常分娩を行う無資格女性助産師)等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:医療従事者の視点が求められる為
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~50℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・身体への侵襲行為は行わない。
・住居は、同任地のボランティアと同居になる可能性もある。