要請番号(JL64219B23)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健・社会活動省
2)配属機関名(日本語)
ニオロ保健区
3)任地( カオラック州ニオロ県ニオロ市 ) JICA事務所の所在地( ダカール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、ニオロ県(人口約28万人)内の地方都市及び周辺村落における保健行政、医療機関の監督を行う機関である。県の保健行政の責任者である保健区長(医師)の指揮のもと、配属先に併設されている保健センター、主要村落部に設置されている保健ポストにおいて、住民の一般診療、妊婦健診、栄養失調児対応、予防接種など、住民の健康にかかる保健医療サービスを提供している。その他、住民によって結成された保健委員会が運営する保健小屋や、住民から選出されたルレ・マトロン・バジヌゴッホと呼ばれる地域保健員に対する支援を行っている。同配属先では、2018年11月まで看護師隊員が院内の5S活動等の活動を行った。
【要請概要】
1)要請理由・背景
任地の医療施設や医療従事者に関しては、課題があるにしても医療機関として一定程度のレベルで機能はしている。一方で病棟外に目を向けると、自宅出産や産前産後健診の未受診や中断、妊婦や乳幼児の栄養問題、生活・衛生環境問題等が山積している。しかし、医療従事者は病院内での診察や業務に追われており、予防接種の機会を除けば村落部に足を運ぶ機会は少ない。そのため、病院外での妊婦や乳幼児及び母親への支援に関し、地域保健員に期待される役割は大きい。また住民自身が自立的に自身や子の健康を守り、必要時には時期を逃さず医療機関を活用できる必要がある。隊員には、地域保健員とともに、産まれてくる子どもが胎児期を含めた「人生最初の1000日」に、可能な限り適切なケアや栄養を得つつ、より健康に成長できるよう後押しするための活動を行う。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
管轄下の地域の中から大小複数のターゲット村落を定め、地域保健員と共に以下の活動を行う。
1.同村落において、妊婦や乳幼児のいる母親の中から、児の健康的な成長を妨げる状況下にある母親(栄養不良の母子や産前産後健診未受診者、その他経過観察や注意が必要な母子)をスクリーニングした上で、対象者の世帯の生活実態や置かれている状況を調査する。
2.上記の状況下にある母親を継続的にモニタリングし、医療機関受診や、健康維持・改善のための働きかけを行う。
3.同村落で活動している地域保健員の知識や能力向上に資する活動を企画・実施する。
4.妊婦や乳幼児のいる母親に対して、お産や育児に役立つ知識や生活上の工夫をアドバイスする。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし
4)配属先同僚及び活動対象者
保健区長(配属先長:男性)、医師、看護師、助産師、事務職員
各保健ポスト長
地域保健員:ルレ(地域の疾病予防活動を担う住民(男女))、バジヌゴッホ(地域の母の意。母子の健康相談、居住地域で啓発を担う女性) マトロン(居住地域の妊婦健診や正常分娩介助を行う無資格女性助産師)、等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)又はフランス語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・身体への侵襲行為は行わない。
・停電・断水が頻発する。
・生活使用言語:ウォロフ語