要請番号(JL64219B37)
募集終了
・2020/1 ・2020/2 ・2020/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
保健・社会活動省
2)配属機関名(日本語)
ダーラ保健区
3)任地( ルーガ州リンゲール県ダーラ市 ) JICA事務所の所在地( ダカール )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 車 で 約 4.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
配属先は、リンゲール県(人口約21万人)内に2つある保健区の一つで、ダーラ市(人口約3万人)内とその周辺の村落における保健行政、域内の医療機関の運営を監督する機関である。監督対象として、併設されている保健センター(一般診療、産科、栄養改善教育センター、歯科等)及び主要村落部にある保健ポスト(一般診療、正常分娩、乳幼児健診、栄養指導等を行う)がある。その他住民によって結成された保健委員会が運営する保健小屋や、地域住民から選出された地域保健員への支援も行っている。なお同任地では、小学校教育JVも活動中である。
【要請概要】
1)要請理由・背景
任地の医療施設や医療従事者に関しては、課題があるにしても医療機関として一定程度のレベルで機能はしている。一方で病棟外に目を向けると、厳しい自然・生活環境で暮らしている住民の保健衛生、特に栄養状態は厳しい状況下にある。しかし、医療従事者は病院内での診察や業務に追われており、予防接種の機会を除けば村落部に足を運ぶ機会は少ない。そのため、病院外の保健衛生対策や住民の健康管理に関し、地域保健員に期待される役割は大きい。さらに、住民自身が自律的に自身や子どもの健康を守り、必要時には時期を逃さず医療機関を活用できるようになる必要がある。よって、ボランティアは地域に出向き、地域保健員を通じて、住民、特に妊婦や乳幼児を持つ母親の、保健衛生や生活上の課題に取り組むことで、任地で子どが健康に成長できるよう後押しするための活動を行う。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
管轄下の地域の中から大小複数のターゲット村落を定め、地域保健員と共に以下の活動を行う。
1.同村落において、妊婦や乳幼児のいる母親の中から、児の健康的な成長を妨げる状況下にある母親(栄養不良の母子や産前産後健診未受診者等)をスクリーニングし、対象者の世帯の生活実態を調査する。
2.地域、配属先、管轄下の医療機関、NGO等が行っている栄養問題への取組みを活用しながら、同村落の妊婦や乳幼児の母親が、年間を通して安定的に必要な栄養を摂取できるような取り組みを企画・実施する。
3.同村落で活動している地域保健員の知識や能力向上に資する活動を企画・実施する。
4.同村落の妊婦や母親に対し、感染症をはじめとする疾病予防や衛生に関する啓発活動を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
特になし
4)配属先同僚及び活動対象者
保健区長(配属先長:男性)、医師、看護師、助産師、事務職員
各保健ポスト長
地域保健員:ルレ(地域の疾病予防活動を担う住民(男女))、バジヌゴッホ(地域の母の意。母子の健康相談、居住地域で啓発を担う女性) マトロン(居住地域の妊婦健診や正常分娩介助を行う無資格女性助産師)、等
5)活動使用言語
フランス語
6)生活使用言語
その他
7)選考指定言語
英語(レベル:D)
【資格条件等】
[免許]:(助産師)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)3年以上 備考:同僚への指導が必要なため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(15~45℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(不安定)
[水道]:(不安定)
【特記事項】
・身体への侵襲行為は行わない。
・停電・断水が頻発する。
・生活使用言語:ウォロフ語