【配属機関概要】

3）任地（ チュイ州トクモク市 ） JICA事務所の所在地（ ビシュケク市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 1.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都から車で東に約1時間半の地方都市にある、1988年に創立された1年生から11年生までが通う小中高一貫校。全校生徒数は約1,140名、教員数は43名で、時間帯によって通学する生徒を分ける2部制をとっている。クラスの約8割が公用語であるロシア語、残る2割が国語であるキルギス語で授業が行われている。これまで米国、韓国からのボランティアを受け入れた経験を有する。かつてトクモク市内の学校に青少年活動隊員を始め、体育・音楽といった複数隊員が派遣されていた経緯もあり、市の教育局内や学校関係者には当時の活動を記憶している人も多く、その活躍が期待されている。

【要請概要】

1）要請理由・背景

キルギス政府は、教育分野における2040年までの国家戦略として、教育の国際化・多言語化、ICT環境整備によるデジタル化、教員及び教材・指導法の質の向上、就学前教育の充実、平等な教育と機会の提供等を掲げ、国外からの援助や人材の受け入れに積極的な姿勢を見せている。ボランティアには低学年を対象とした算数の指導を通じて生徒の基礎学力の向上、また、同僚教師と互いの知見・経験を共有し、より良い授業に向けた教材や指導法の改善が期待されるほか、課外活動や学校行事に文化紹介や交流事業を取り入れ、異文化理解や国際交流の促進に貢献することが期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の状況を把握した後、自身が貢献できる分野での活動を行う。
1. 同僚教師とともに、主に1年生から4年生を対象に算数の授業を行う。
2. 各学年のカリキュラムに沿って生徒の学習意欲を引き出す授業を行う。
3. 生徒のレベルに応じた学習効果の高い教材や指導法を提案する。
4. 自身の趣味や得意分野を生かし、生徒の課外活動を支援する。
5. 同時期に派遣される隊員や他国のボランティアと協力し、より多くの国際交流の機会を設ける。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

教室、机、椅子、黒板、文具類

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
教員43名、うち初等教育担当教師13名(20代～70代、経験年数1年～50年)

活動対象者:
全校生徒1,140名、うち主に1年生から4年生570名

【資格条件等】

【地域概況】

【特記事項】