【配属機関概要】

3）任地（ ナリン市 ） JICA事務所の所在地（ ビシュケク ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ 車 で 約 4.0 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

ナリン大学は、1996年に設立された国立大学である。農業、経済・経営、教育など5学部があり、博士課程、修士課程まで学ぶことができる。学生だけでなく、地域住民に対しても門戸を開き食品加工設備やビジネス支援を提供するなど、地域経済の発展に貢献している。3人の教授、23人の准教授が在籍しており、50名以上の助手、142名の講師が講義を担当している。隊員が配属になる経済・経営学部は、2021年に起業支援センターを立ち上げ学生の起業や地元企業のビジネス支援に取り組んでいる。JICAの「一村一品」技術協力プロジェクト現地コーディネータが駐在するなどJICAプロジェクトとの連携もある。

【要請概要】

1）要請理由・背景

ナリン大学は、2006年にイシククリ州で始まったJICAの『一村一品』技術協力プロジェクトに倣いナリン州内でも地域経済を活性化させたいと考えている。今般、大学が経済・経営学部及び農学部を中心に、地元農産物を活かした商品開発と起業による地域経済の活性化を目指すにあたり、これに貢献できる隊員の派遣要請がなされた。隊員には、起業支援センターにて同僚及び学生、また地元企業と共に地元農産物の加工やスマート農業関連の起業支援、またマーケティング活動へのアイディア提供と実践が期待されている。 大学からは本案件のほかに、食品加工、環境教育隊員の派遣要請があげられている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

自己の知識・経験を活かし、以下に可能な限り取り組む。
1.地域で生産される農畜産物と、大学の授業内容、地域のビジネス環境を把握する。
2.起業における経営管理、財務管理、マーケティング等の知見共有を行う。
3.市場の反応を見ながら、流通や販売等事業の改善を支援する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

起業支援センターの設備(机、イス、PC、プロジェクタ等一般的事務機器が供えられた学生用の教室と職員用執務スペース)

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:大学講師30～50代10名

活動対象者:約650名の学部生及び地元企業等からの希望者

【資格条件等】

[参考情報]：

　・実務経験は起業支援関連業務等

【地域概況】

【特記事項】

・大学は9月始まりで、7月～8月は夏休み期間になる