【配属機関概要】

3）任地（ イシククリ州カラコル市 ） JICA事務所の所在地（ ビシュケク市 ）

任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間（ ﾊﾞｽ で 約 6.5 時間 ）

4）配属機関の規模・事業内容

配属先は首都から東に約400キロ、キルギス最大の湖イシククリ湖東岸の地方都市にある、1924年に設立された1年生から11年生が通う小中高一貫校である。全校生徒数は約600名、教員数約60名と、市内では比較的小規模な学校である。文化的な人格形成と生きる力の育成を理念とした教育に取り組んでおり、外国語学習や図画・工作等を通じた情操教育にも注力している。コロナ禍以前には青少年活動隊員(英語教育)1名、美術隊員1名が派遣されていたほか、米国ピースコーやドイツからのボランティア受け入れ実績を有する。

【要請概要】

1）要請理由・背景

キルギス政府は、教育分野における2040年までの国家戦略として、教育の国際化・多言語化、ICT環境整備によるデジタル化、教員及び教材・指導法の質の向上、就学前教育の充実、平等な教育と機会の提供等を掲げ、国外からの援助や人材の受け入れに積極的な姿勢を見せている。外国語教育に力を入れている同校では、新しい指導法やICTを活用した授業の運用方法等を取り入れることで、英語教育の質の向上・生徒の学力向上を図りたいと考えており、本要請が上げられた。また、隊員には課外活動や学校行事に文化紹介や交流事業を取り入れることで、異文化理解や国際交流の促進に貢献することが期待されている。

2）予定されている活動内容（最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します）

配属先の状況を把握した後、青少年の健全な育成に寄与するために自身が貢献できる活動を提案する。
1. 同僚教師とともに、主に5年生から11年生の生徒を対象に英語の授業を行い、生徒の理解度、また教師の指導力向上につながる提案を行う。
2. 同僚教師に日本の英語教育の指導要領や手法、ICTを活用した授業の運用方法や教材を紹介し、互いの知見・経験の共有を図る。
3. 自身の特技や経験を生かし、生徒の課外活動を支援する。
4. 同時期に派遣される隊員や他国のボランティアと協力し、より多くの国際交流の機会を提供する。

3）隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等

机、椅子、PC、インタラクティブホワイトボード、印刷機器

4）配属先同僚及び活動対象者

配属先同僚:
教員58名、うち英語教師7名(20代～70代、経験年数1年～40年)

活動対象者:
全校生徒610名、うち主に5年生11年生350名

【資格条件等】

[汎用経験]：

　・青少年を対象とした活動経験（2年以上）

【地域概況】

【特記事項】