要請番号(JL76322B01)
募集終了
・2023/2 ・2023/3 ・2023/4 ・2024/1 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
養蚕・毛織物業開発委員会
2)配属機関名(日本語)
ウズベキスタン絹産業協会
3)任地( タシケント州タシケント市 ) JICA事務所の所在地( タシケント市 )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 徒歩 で 約 0.0 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
ウズベキスタン絹産業協会は、蚕糸業の開発発展を目指すため2018年に発足した、全国の養蚕業、生糸生産およびシルク産業開発を担当する政府機関である。首都タシケントに本部と養蚕研究所を置き、6つの地方事務所と11の蚕種製造所(民間蚕種製造所も含む)、各地の蚕糸業クラスター(桑栽培、蚕種製造、蚕種配布、養蚕技術指導、集繭所、乾繭所、繰糸工場の一連の生産構造チェーン)およびシルク関連会社等の生産活動を管轄する。また、特産品であるカラクル羊の毛を使った毛織物業の開発も進めている。原料輸出から加工品輸出へ切り替えるべく、付加価値の高い加工品の開発を進めることによって、絹産業および繊維産業の振興を担う。
【要請概要】
1)要請理由・背景
シルクロードに位置し、古くから養蚕技術の蓄積があり、且つ地域固有の羊毛が取れる「ウ」国において、シルク産業および毛織物産業は、外貨獲得の手段として大きな将来性を有することから、絹産業協会は、品質および収益向上による両産業の開発に取り組んでいる。一方、国内でデザインや新規商品の開発に資する人材育成が不十分であることから、外国人観光客向けのシルク製品や毛織物は限られた商品展開となり、魅力的なデザインや、流行に合わせた商品開発が進んでいない。旅行先として注目を集め始めている「ウ」国において、特産品の品質改善および多様化を進められるよう、同協会のデザイナーから、日本の多種多様な手工芸品をヒントにした新しい商品開発の支援を求められている。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
「ウ」国産シルク製品・毛織物製品の開発を担う人材育成を目的に、絹産業協会やデザイナーと共に、以下の活動を行う。
1.デザイン学校卒業生および服飾関連人材の技術向上に資する講義の運営支援を行う。
2.絹糸、生糸、特に繰糸に適さない繭の有効活用、真綿を使った商品(例:手織物、室内装飾品、帽子やネクタイ等)の宣伝見本となるアイデア商品の開発、およびカラクム羊毛や絹との混紡製品等の開発を支援する。
3.同協会内にあるショールームに新たなテイストを加える提案や、ワークショップの開催および展示会への参加を通じた試作品の紹介を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
電動ミシン(JUKI製)6台、アイロン、パターンメイキングテーブル、教室2部屋、オンライン学習用モニター、ワコム製ペンタブレット
4)配属先同僚及び活動対象者
配属先同僚:スイスを拠点に活躍するウズベク人デザイナーおよびアシスタント、計2名が常駐
活動対象者:デザイン学校卒業生(縫製技術講義、最大15名)。他ドナーとの関連イベントへの参加、農村部等での技術指導の活動の可能性もあり。
5)活動使用言語
ウズベク語
6)生活使用言語
ウズベク語
7)選考指定言語
英語(レベル:C)
【資格条件等】
[免許]:( )
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:(専門学校卒) 備考:講義参加者以上のレベルが必要
[経験]:(実務経験)5年以上 備考:実践的な指導が必要なため
[汎用経験]:
・営業や販促、商品開発の経験
・ワークショップやイベント等の企画運営経験
[参考情報]:
・シルク加工・服飾の製作経験があると尚よい
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(ステップ気候) 気温:(-20~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)
【特記事項】
関連分野では2021年度~2024年度まで、JICAの技プロで観光政策アドバイザー(個別専門家)や、養蚕専門家(シャトル型)が派遣されている。また、2022年、生糸加工の技術指導に関する民間連携事業を実施中。