要請番号(NJ30918A39)
募集終了
・2018/3 |
【配属機関概要】
1)受入省庁名(日本語)
トメアスー文化農業振興協会
2)配属機関名(日本語)
トメアスー文化農業振興協会
日系社会
3)任地( パラー州トメアスー市 ) JICA事務所の所在地( サンパウロ )
任地からJICA事務所までの交通手段、所要時間( 飛行機+バス で 約 8.5 時間 )
4)配属機関の規模・事業内容
トメアスー市はブラジル北部に位置し、北部地域では最古にして最大の日系人集住地である。主産業は農業であるが、いち早くアグロフォレストリーへの変換を図ったことでも知られている。配属先は文化と農業の日系団体が統合された団体であり、現在では日本文化の普及・継承、学校運営(トメアスー日系学校及びトメアスー日本語学校)、現地警察と連携した防犯対策、地域の関連団体と連携したアグロフォレストリーの小農家への普及、スポーツ・文化事業など、様々な機能や役割を果たしている。その中の一つに、移民史料館の運営もある。年間事業予算約71万米ドル。JICAではこれまで同市に27名のボランティアを派遣してきている。
【要請概要】
1)要請理由・背景
トメアスーはアマゾン地域への日本移民による開拓の始まりの地である。それは1929年のことであり、2019年には入植90周年を迎える。日系1世も次第に少なくなりつつある中、移民の歴史資料の整理や保存が課題となっている。1999年の入植70周年にトメアスー文化協会(当時)内に移民に関する歴史資料を展示する移民史料館が設置され、これまで小規模な展示改良は行われてきた。しかし、世代交代が進んでいる現在、移民の歴史を後世に伝えるためにも展示内容の更新や充実が必要とされている。配属先では2019年の入植90周年に向けて、大規模な展示内容の改良や改修を計画しており、それにはまず既存の資料の整理、調査、分析が必須であることから、ボランティアの協力が要請された。
※日系団体ではあるが、配属先で主言語はポルトガル語となる。
2)予定されている活動内容(最終的な活動内容は、赴任後に配属先と協議し決定します)
事務局長はじめ、協会職員(移民史料館専属の職員はいない)のサポートを受けつつ、活動はボランティアが主体となって進める。
1.配属先(移民史料館内含む)はじめ各移民の家庭などに保存されている資料の整理・調査・分析を行う。(配属先内には数百点の文書・写真資料があるほか、現在では使用されていない農機具や生活用品などを保存している家族もある。)
2.入植90周年に向けた移民史料館の展示更新や改修計画に備え、1.で整理された資料のデジタル化、データベース化を行う。
3.史料館の展示や運営に関する助言や提案を行う。
3)隊員が使用する機材の機種名・型式、設備等
配属先内の執務スペース、コンピュータなどのOA機器
4)配属先同僚及び活動対象者
・会長:男性、日系2世
・事務局長:男性、日系2世
・職員2名、用務係1名
・協会員:193名(9割は日系)
・トメアスー市日系家族:約300家族、1,000人
・移民史料館来館者:延べ1,500人/年。
5)活動使用言語
ポルトガル語
6)生活使用言語
ポルトガル語
7)選考指定言語
【資格条件等】
[免許]:(学芸員)
[性別]:( ) 備考:
[学歴]:( ) 備考:
[経験]:(実務経験)2年以上 備考:展示の改良が望まれているため
任地での乗物利用の必要性
不要
【地域概況】
[気候]:(熱帯雨林気候) 気温:(20~40℃位)
[通信]:(インターネット可 電話可)
[電気]:(安定)
[水道]:(安定)